SABICイノベーティブプラスチックス
次世代Lexan*EXL樹脂が環境に優しい世界初のモトローラ製カーボン・ニュートラル携帯電話に採用

「MOTO W233 Renew携帯電話は、環境と環境性能に対するモトローラの強い意志とあくなき追求という企業姿勢の表れです。」と、 モトローラのモバイル・デバイスの環境管理部門のビル・オルソンはコメントする。「弊社は、環境意識の高い現代の消費者に、高性能で かつカーボン・ニュートラルな製品を提供するために、SABICイノベーティブプラスチックスと協力して、携帯電話の筐体向けにLexan EXL 8414 樹脂を共同開発しました。Renewは、環境にやさしく、なおかつ、極めて信頼性の高い携帯デバイスを目指して、ゼロから設計された携帯電話 です。」

「モトローラとの関係は20年近く前まで遡ります。新しいLexan EXL 8414樹脂は、両社の共同開発の最新の結果を明確に示すものとなります。」 とSABICイノベーティブプラスチックスの技術担当副社長のトム・スタンレーはコメントする。「今回、SABICイノベーティブプラスチックスは、 従来のLexan EXL樹脂と同等の高い性能と生産効率を維持しながら、モトローラの先進的な環境ソリューションの厳しい要求を満たすために、 グローバルな専門技術を活用しました。その結果が、最も厳しい環境課題に対して、顧客に差別化と高い競争力を提供できる材料ソリューション となりました。」

PCRを使用した初めての携帯電話

モトローラの新しい携帯電話MOTO W233 Renewは、消費者により環境にやさしい選択肢を提供する。Renewは、PCRプラスチックを使用した 最初の携帯電話であり、その携帯の筐体は100％リサイクル可能な世界初のカーボン・ニュートラル携帯電話である。SABICイノベーティブ プラスチックスのLexan EXL 8414樹脂で作られたRenew携帯電話が100万台出荷されれば、エンパイア・ステート・ビルディングの高さの8倍に 相当するウォーターボトルが再利用されることになる。また、Lexan EXL 8414樹脂は、廃棄されたウォーターボトルを転用しているだけでなく、 その生産に使用するエネルギーも、標準的なプロセスに比べて20％も低減できる。

また、この革新的な材料は、優れた耐衝撃性、究極の耐熱性、耐候性を有している。また優れた流動性を持つため、小型化の進む現代の電子 機器に対し、より薄肉の成形を可能にする。Lexan EXL 樹脂は、離型性に優れており、他のPC樹脂よりもサイクルタイムの短縮が可能である。

Lexan EXL 8414樹脂は、モトローラのMOTO W233 Renew携帯電話のために特別に開発されたものだが、高性能と環境性能を両立する他の モトローラ製品にも、容易に転用できる。SABICイノベーティブプラスチックスでは、他のさまざまな携帯家電用途においても、同じような 特別製の環境適合樹脂を共同開発することも可能である。対象用途としては、携帯情報端末（PDA）、ラップトップ・コンピュータ、 デジタル・カメラ、ゲーム機器その他の携帯端末製品がある。

「品質・性能に対する要件を満たす環境ソリューションを開発するという世界的な傾向は、世界中の数多くの消費者の声に後押しされて、 加速を続けています。」とスタンレーは付言する。「このような要件を満たし、さまざまななお客様のニーズを満足させる、革新的で特殊な ソリューションを提供する企業として、SABICイノベーティブプラスチックスは、モトローラとともに絶好の地位を築いています。」

SABICイノベーティブプラスチックスのLexan樹脂に関するさらなる情報は、www.sabic-ip.comをご覧ください。

* SABICイノベーティブプラスチックス IP BVの商標です。
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