SABICイノベーティブプラスチックスの多機能Lexan*シートが 南アフリカFIFAワールドカップ・スタジアムをはじめ世界中のスタジアムに採用

ヨハネスブルグにあるサッカー・シティ・スタジアムの独特なデザインは、瓢箪（ひょうたん）を くり抜いて作られたアフリカの伝統的な料理鍋を意匠化したものである。耐久性に優れたLexan Exell Dシート製のルーフは、沸騰したお湯が鍋から溢れ、側面を流れる様子を表現しており、最大95,000人の 観客を天候の変化から守る。またスタジアム通路のグレージングに使用されるLexan Exell Dシートは、 自然光を透過するため、快適な環境と安全性が維持される。SABICイノベーティブプラスチックスのシートは、 総使用面積14,000平方メートルに用いられている。

SABICイノベーティブプラスチックスのスペシャリティ・フィルム＆シート部門でグローバル・ マーケティング・ディレクターを務めるレンナード・マーケスタインは、「今日のスポーツスタジアム やアリーナは独自設計コンセプトが組み合わされており、安全性や耐候性、各法規制への準拠が厳格化 しています。Lexan PCシートは、ガラスの欠点である重さや壊れ易さを克服しつつ、ガラスの透明さを提供し、 独自のデザインや安全性を実現すると共に観客に快適さを提供します。当社の素材は、卓越したパフォーマンス、 環境責任、美観を兼ね備えているため、公共施設の建設において重要な役割を果たしています。」と述べた。

世界中のスタジアムで使用されるLexanシート

Lexanシート製品は、様々な国のスポーツスタジアムの素材として選ばれている。例えば、 Lexan Thermoclearシートは、オーストラリアのシドニー・オリンピック・スタジアム、中国の重慶 オリンピック・スタジアム、オーストリア、スイス、ポルトガルにあるUEFA欧州選手権Euro 2008® やEuro 2004®のサッカー・スタジアムをはじめ、世界中にある50以上のスタジアムで使用されている。

Lexan Thermoclear多層シート製品は、多目的に利用可能な熱可塑性樹脂製グレージング材であり、 30年以上にわたってアリーナのルーフやその他のグレージングに使用されており、大規模な複合構造の ルーフ用途において様々な利点を提供する。Lexan Thermoclearシートは、ガラスと比べて遥かに軽量で 優れた強度を持ち、250倍以上の耐衝撃性を示すことから、防風や雹（ひょう）といった悪天候だけでなく 破壊行為に対しても破損の恐れが少ない。

Lexanシートグレージング材は、取り付けが簡単で、悪天候による被害の恐れが少なく、 紫外線に起因する劣化、風化、破損による交換の必要性が少ないため、投資収益率を大幅に 高めることができる。

* SABIC Innovative Plastics IP BV の商標です。