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2009年(財)精密測定技術振興財団品質工学発表賞金賞を受賞 |
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2009年8月25日日精樹脂工業株式会社(社長・依田穂積、本社・長野県埴科郡坂城町)の研究事例「直動滑り摩擦における摺動特性の研究(2)」が、 去る6月29・30日に「きゅりあん」(東京都品川区)で開催された「第17回品質工学研究発表大会(QES2009)」(主催・品質工学会)において、 研究事例111件の中から2009年(財)精密測定技術振興財団品質工学発表賞金賞を受賞した。 発表賞金賞を受賞した「直動滑り摩擦における摺動特性の研究(2)」は、当社品質保証部課長常田 聡による研究事例であり、金属同士の 摺動性能を評価した研究である。この研究は、摺動する金属が短期間で摩耗してしまうのを防ぐべく、金属の材質や摺動面の油溝などの様々な 条件を変えて、どれが一番摩耗しにくいか評価したものである。その評価における考え方や解析の方法として、品質工学の手法を適用している。 実験ではA4サイズ程度の簡単なシミュレータを作成し、テストピースをサーボモータで往復運動させた。その際、テストピースがいかに滑らかに 動くかを、消費電力を測定することで評価した。消費電力が少なければ摩擦が小さく滑らかに動いたことになり、消費電力が多ければ摩擦が 大きいということが判る。シミュレータを用いた実験であるため、実験に要した時間は数ヶ月という短い期間であった。その実験の結果を これまで摩耗やかじりといったクレームが発生していた装置に適用したところ、それらに関するクレームがほぼゼロになった。このように、 品質工学を用いて効率の良い技術開発を可能にしたことが、金賞として学会に評価された理由である。なお、当社が発表賞を受賞したのは 今回が初めてである。 当社は、2004年から技術部門内に品質工学を導入し推進に努めている。その理由は、高度に進化した製品の品質をさらに良くするためには、 従来通りの寿命試験などでは限界があり、品質工学を導入して活用するしかないと考えたからである。翌年からは、品質工学研究発表大会にて 取り組んできた研究の発表も行ってきた。これまでに研究発表事例は10事例を超え、射出成形機メーカーとして同学会でも注目される存在と なった。また、個々の研究事例は、当社の成形機開発においても大いに役立っている。今後も射出成形を通して社会を豊かにするために、 高品質な製品を提供できるように技術開発を推進していく。 今年の品質工学会の大会テーマは、「技術者パワーを発揮させる品質工学」で、発表された研究テーマ111件の中から発表賞として金賞1件、 銀賞3件、品質工学会会長賞1件と研究発表大会実行委員長賞1件が選ばれた。 [補足]品質工学会(同学会のホームページからの引用です) |
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日精樹脂工業について: 1947年創業以来、射出成形機を中心に広くプラスチック産業の変遷と歩みを共にしてきました。そのパイオニアとしての企業スピリットは、 "変化する時代の先へ"をモットーにつねに市場の一歩先のニーズを予測し、射出成形に関するあらゆるソリューションを提供し続けています。 50年以上にわたり、射出成形機を中心に、材料、金型、成形加工方法、生産システムなど射出成形のトータルソリューションを日本国内18拠点、 海外17ヶ国31拠点の販売・サービスネットワークを通じて、世界80カ国を超える国々に提供しております。電気式射出成形機を世界で最初に世に 送り出した日精は、その独自のコア技術をもとに、精密安定成形と極限の省エネを実現した"Xポンプ"搭載のハイブリッド式成形機を開発、 これまでの射出成形機の概念を一新しました。成形現場を原点とする日精のモノづくりの姿勢は脈々と受け継がれ、顧客のきめ細やかなニーズに 対応する世界の日精ブランドとして高い評価を受けています。 |
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