日東電工がSyensqoのマスバランス認証を取得したユーデル® PSU ECHOを水処理膜に初めて採用

  • Syensqoのドロップイン(直接置き換え可能な)・ポリサルホンECHOソリューションは、日東電工が掲げる持続可能な循環型社会の実現に合致

ブリュッセル、2025年4月3日 – 高性能材料と化学ソリューションの世界的リーディングカンパニーであるSyensqo(サイエンスコ)は、絶縁材、分離材、ろ過材の大手サプライヤーである日東電工株式(本社:大阪市、社長:髙﨑秀雄)と連携し、水処理膜に使用される化石燃料由来のポリサルホン樹脂を新しい循環型(サーキュラー)デル® PSU ECHO樹脂に置き換えます。デル® PSU ECHOグレードは、マスバランス方式に基づき、第三者認証を受けた非化石燃料由来の循環型1 原料を34%使用して製造されており、カーボンフットプリントが低いことが特徴です。日東電工は加工性や最終用途の性能を損なうことなく、持続可能なポートフォリオを拡大することが可能です。

Syensqo Specialty Polymers GBU, Life Solutions, Vice PresidentのFloryan De Campoは、「日東電工とのパートナーシップは、地球環境への配慮に取り組むお客様が化石燃料由来の原料への依存を徐々に減らしていくため、バリューチェーン全体でどのように連携できるかを例証するものです。私たちは、循環型 1 原料と再生可能電力を生産に利用することでサルホン樹脂を低炭素ポートフォリオへと移行させ、ポリサルホン業界をリードしています。そして、サプライヤーとお客様の双方と緊密に協力することで、より持続可能な未来への道を切り開いていきます」と話しています。

新しいユーデル® PSU ECHO樹脂は、広く認知されている国際持続可能性カーボン認証(ISCC)PLUSシステムによるマスバランス認証を受けています。ユーデル® PSU ECHOは、化石燃料由来の標準的なPSUと同等の性能を備えたドロップインソリューションであり、加えて、カーボンフットプリントが低いという利点も備えています。

日東電工のヒューマンライフソリューション事業部門メンブレン事業部長、およびHydranauticsの社長を務める片山博之氏は、「私たちは、より持続可能な地球環境の促進に継続的に取り組んでいます。サイエンスコのECHO素材は、当社の高度な水処理膜に革新をもたらします。この新たな素材を用いた当社の水処理膜は、循環型社会の実現と脱炭素化に貢献します」と話しています。

循環型ユーデル® PSU ECHOを使用した日東電工の新しい水処理膜は、公共の給水システムから工業用淡水化プロジェクトまで、幅広い水処理設備での利用を考慮して設計されています。

 

Udel(ユーデル)®は、Syensqoの登録商標です。

1 ISCC (国際持続可能性カーボン認証では、循環型材料は、埋め立てやエネルギーとして利用されるのではなく、再利用、リサイクル、またはさらに利用される材料と定義されています。