SONGWON、2024年度の決算を発表

  • 2024年度の総売上高:1兆702億KRW
  • 2024年度の純利益:450億8,800万KRW(前年比4%増)
  • 2024年度の売上総利益率:5%を維持

ウルサン・韓国 – 202535 SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2024年度の決算を発表しました。2024年第4四半期の売上は、前年同期比3.8%増の2,551億4,800万KRW(2023年第4四半期:2,457億900万KRW)で着地しました。2024年第4四半期の純利益は、前年同期比465.5%増となる163億5,900万KRW(2023年第4四半期:28億9,300万KRW)となりました。2024年第4四半期の売上総利益率は、前年同期比5.0%増となる16.6%(2023年第4四半期:11.6%)を記録しました。また、2024年度の連結売上は、前年比3.9%増となる1兆720億KRW(2023年度:1兆299億7,500万KRW)となり、売上総利益率は16.5%(2023年度:14.6%)となりました。純利益は、前年比29.4%増の450億8,800万KRW(2023年度:348億4,700万KRW)を記録し、SONGWONは堅調な業績で2024年度を締めくくりました。

単位は百万KRW 4四半期 12月までの累計
2024 2023 % 2024 2023 %
売上 255,148 245,709 3.8% 1,070,200 1,029,975 3.9%
売上総利益 42,403 28,472 48.9% 176,908 149,949 18.0%
売上総利益率 16.6% 11.6% 16.5% 14.6%
営業利益 12,104 3,547 241.2% 62,814 58,469 7.4%
EBITDA 22,689 13,675 65.9% 102,306 97,257 5.2%
EBITDA (%) 8.9% 5.6% 9.6% 9.4%
金利税引前利益 12,362 3,979 210.7% 61,494 57,410 7.1%
EBIT (%) 4.8% 1.6% 5.7% 5.6%
当期純利益 16,359 2,893 465.5% 45,088 34,847 29.4%

大方の予想通り、2023年から続く複雑なマクロ経済の情勢と地政学的緊張が依然として業界に影響を及ぼしていたため、2024年度の滑り出しは低調となりました。2024年第1四半期は、需要の低迷に加え、地政学的な不安定さ、継続的な供給の問題、絶えず変動する市場の状況といったマイナス要因が重なり、SONGWONの事業部門は業績に影響を及ぼす逆風に見舞われましたが、2024年第2四半期末までには需要の回復が認められ、2024年第3四半期は終始需要が安定しました。これにより、第1、第4四半期の業績低迷が相殺され、各事業部門は総じて堅調な業績で今年度を締めくくりました。2024年度、インダストリアルケミカルズ部門の売上は前年比4.3%増の7,987億1,900万KRW(2023年度:7,657億4,300万KRW)となりました。パフォーマンスケミカルズ部門の収益は、前年比で2.7%増の2,714億8,100万KRW(2023年度:2,642億3,200万KRW)となりました。

2024年第4四半期は、市場における供給過剰に加え、例年通り、顧客の年末在庫調整に起因する需要の低下がマイナスに働き、インダストリアルケミカルズ部門は不利な状況に見舞われました。アジアとヨーロッパで激化する価格競争に直面していたにも関わらず、ポリマー添加剤事業の第4四半期の販売量と収益は、堅調に推移しました。燃料&潤滑剤事業部門は、需要の低下と年末在庫調整の煽りを受け、注文量の減少に見舞われましたが、物流の状況が改善され、供給可能な在庫量が増えたことが追い風となり、2023年度と同水準の収益で2024年度を締めくくることができました。2024年第4四半期、コーティング事業部門では例年通り需要が低下しましたが、製品構成の変更がプラスに働き、販売量と収益の両方が同年前期を上回る結果となりました。

一方パフォーマンスケミカルズ部門の業績は2024年第4四半期も堅調に推移し、厳しい価格競争にも関わらず、同年前期を上回る収益を達成しました。同期は、錫インゴット価格の高騰と業績の改善が追い風となり、スズ中間体事業部門も収益増を記録しました。さらにSPU/TPU事業部門も堅調な業績を達成しました。輸出売上が好調だったことと主力市場で需要が増加したことがプラスに働き、同事業部門の販売量と売上は、同年前期と前年同期の両方を上回る結果となりました。2024年第4四半期、需要低迷と激化する価格競争を脱したPVC事業部門は、韓国で市場シェアを取り戻し、現在の市場において立場を確立し、積極的に新たなエリアを開拓しています。

マイナスに作用する市場の状況と激しさを増す価格競争に起因する2023年の低迷からの需要の回復ペースがセグメントごとにばらついていたため、見通しどおり、2024年は業界にとって再び厳しい一年となりました。絶えず変動する市場の状況を主体的に予測し、状況に合わせて戦略を適応させることで、SONGWONは、依然として市場が安定しない中、堅調な業績を達成しました。

前年度同様、新年度も政治不安が続き、さまざまな地域で先行き不透明な状況に拍車がかかるとSONGWONは予測しています。継続的な需要の鈍化、地政学的な問題、物流の障害を踏まえると、2025年度の見通しを正確に予測することは不可能な状況だと言えます。したがってSONGWONは、現行の戦略を続け、効率を向上するため業務工程を強化し、常に変化する市場の状況に効果的に対応するための対策を講じる予定です。回復力のある事業モデルを自負するSONGWONは、財務目標を達成し、商機を逃さず、長期的に持続可能な成長を徹底することに注力して参ります。

2024年第4四半期の財務諸表は、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
www.songwon.com/investors/reports-publications