東京PRに興味を持っていただいた皆さまへ
日本企業の海外展開から
海外企業の日本参入
東京PRは、1968年に設立された日本でも最古に属するPR会社です。その生い立ちは、日本企業の海外進出を広報の観点からサポートするところから始まりました。設立からの20年間は、顧客企業と共に海外の展示会へ足を運び、現地記者とのインタビューや記者発表の設定など、海外現地メディアとのリレーション構築を事業の中心としていました。
そして1990年代から2010年代にかけての20年間で、外資系企業の日本における広報活動サポートへと軸足が移ってきました。グローバルにビジネスを展開する外資系企業の多くは、米国、欧州、アジアの3極にPR会社を配しています。こうした企業の中でもアジア地域に注力し、特に日本市場を重要マーケットと考えている外資系企業が東京PRの顧客となっています。
グローバル企業の広報をサポートする上では、各地域で展開するPR会社との連携が必要となります。ここから自然とPR会社同士の横のつながりが生まれ、現在東京PRでは海外のPR会社4社と提携するほか、B2B分野に特化した世界的なPRネットワークであるEurocom&Asiacomに加盟し日本地区を担当しています。
メディア構造と情報収集行動の変化
東京PRでは、約20年というスパンで業態やクラインアントポートフォリオが大きく変化してきました。また外資系企業を顧客に持つことで、他国とのメディア構造の違いを目の当たりにする機会も増えました。海外ではオンラインメディアが勢いを増し媒体数も増加傾向にある一方、依然として紙媒体をメディアの中心とする日本では、オンラインへの転換も進まず、出版関係者の高齢化を受け紙媒体の休廃刊が続いています。
紙媒体の勢いが弱まりつつある中、インターネットの普及によって人々の情報収集行動は変化しました。通勤電車の様子を見ると、数年前までは多くの人が紙の新聞や雑誌を手にしていましたが、今ではスマホをのぞき込む人の数が多勢を占めています。紙のメディアを見ている人は本当に少なくなりました。
ネット検索による情報収集は生活者レベルにとどまらずビジネス環境においても一般化しており、企業がインターネット上に情報を蓄積する重要性はますます高まっています。企業ウェブサイトの在り方も、ただ「HPあります」から「こんな情報を提供しています」へと、より中身を問われる時代になりました。今日HPを持っていることは、インターネットに店舗を構えていることと同義です。店舗に商品が陳列されていなければ、またその商品が適宜入れ替わり新しいものがなければ、店舗に再び足を運んでくれる人がいなくなるのは、リアルの世界と一緒です。折角インターネット上に店舗を構えるなら、お客様に足を運んでもらう仕掛けが必要です。B2Bビジネスにおいても、情報収集行動におけるウェブ検索の重要性が高まるにつれ、検索行動を通じてより多くの人々の目に触れる機会を増やす取り組みが必要です。
PRとMarketingの両面から顧客をサポート
これまでの50年、東京PRは広報を主業としてきました。この先20年を考えた時、ウェブサイトを活用した潜在顧客への情報提供は、ますます重要性が高まっていくでしょう。人々の情報収集行動が変化する今日、東京PRはこれまでのマスメディアを対象とした広報活動にとどまらず、自社ウェブサイトを活用した情報発信そしてリード獲得の支援へと事業領域を広げています。既にクライアントの一部では、報道媒体に向けたプレスリリース作成よりも、ウェブサイト用のコンテンツ作成にサポートの軸足が移り始めています。
ユーザーが必要としている情報をインターネット経由で提供し、ウェブ検索で自社を見つけて貰い、リードを獲得していく。こうした仕掛けは、新たに数十名の営業スタッフを抱えるよりも効率的といえるでしょう。
ウェブサイトを使って情報を公開し蓄積することは、インターネット上に企業の情報資産を築くことです。そして24時間365日、ユーザーの疑問に適切な回答を提供できる優秀な営業スタッフを育てることです。こうしたウェブサイトの活用は、人材が豊富な大手企業は別としても、リソースの限られる外資系企業の日本法人や中小企業にとって、非常に効率良く潜在顧客にリーチできるマーケティング手法として、今後広く導入が進むと考えられます。
新しい時代を共に築けるチームメイト
東京PRの仕事は、PRとMarketingを組み合わせた情報提供パッケージを使って、クライアント企業のメッセージをターゲットユーザーに届けることです。新たに入社される皆様には、広報はもちろんのこと、マーケティングについての知識も身に着けていただきます。またクライアントの多くが外資系企業ですので、日常的に英語に触れることになります。
東京PRの仕事に唯一絶対の正解はありません。クライントのニーズを汲み取り、柔軟な発想で課題解決の方法を探り、実行する。クライアントに感謝される経験は、何物にも代えがたいものです。ですが、それを達成するのは個人の力ではありません。いろいろなバックグランドを持ったチームでこそ成し遂げられるものです。東京PRは、相手の要望を聞く力、周りの人と協力して仕事を進める協調性、自ら問題点を見つけ出し解決に向かおうと積極的に動けるチームメイトを求めています。
東京PRには、英語を使いながら広報やマーケティングのノウハウを学び、キャリアを形成できる機会が待っています。広報とマーケティングとを組み合わせて企業の情報発信をサポートする、こうした新しい時代のPR会社を共に築いていける皆さまからのエントリーをお待ちしています。
東京PR社員一同