- 日本法人を設立し、10月1日より新オフィスにて本格営業を開始
2016年11月11日 – 熱処理技術メーカーであるStrikoWestofen(ストリコウエストオーフェン、本社:独グンマースバッハ)は、11月24日から26日にかけてパシフィコ横浜で開催される「2016日本ダイカスト会議・展示会(出展ブース:D12)」に出展し、世界各国のアルミダイカスト業界で多くの実績を持つ製品や革新的な軽金属鋳造技術を展示紹介する。また同社は日本法人・ストリコウエストオーフェン日本合同会社(本社:港区、代表:境 洋一郎)を設立し、2016年10月1日より新オフィスにおいて、本格的な営業活動を開始した。
StrikoWestofenは本社を独グンマースバッハに置き、世界各国で事業を展開する熱処理技術のリーディングカンパニーである。このたびの日本ダイカスト会議・展示会では、国内販売で長年の協力関係にある田辺工業株式会社(本社:新潟県上越市、代表取締役社長執行役員:四月朔日 義雄)と共同でブース出展し、国内で400台以上の販売実績を持つ「Westomat」給湯炉シリーズをはじめ、「StrikoMelter」溶解炉、溶解金属の密閉型搬送システム「Schnorkle」といったStrikoWestofenが世界的に展開する製品および軽金属鋳造分野に向けた処理技術を紹介する。
StrikoWestofenアジアの代表取締役Rainer Erdmannは、「最新技術と最大限の経済効率を結びつけるのが私たちのミッションです。これは、溶解炉や給湯炉から搬送および熱処理システムまで、弊社製品すべてに対して言えることです。」と話している。
国内の自動車業界に注力
自動車分野における世界的な軽量化の流れを受け、アルミ鋳造業界では部品需要の高まりに応えると共に、経済性の実現に向けた対応を迫られている。さらには、製造される鋳造物の品質も重要な要素となっている。
StrikoWestofen日本合同会社のゼネラル・マネージャーである境 洋一郎は、「自動車業界においては特に、品質は安全の代名詞です。適切な技術設備があれば、軽金属鋳造工場は高品質な製品を経済的に生産することができます。」としており、加えて「多くの場合、新システムへの投資はわずか1年ほどで回収可能です。例えば、StrikoMelterは99.75%の溶解歩留り効率において、エネルギー消費量を489 kWh/トンに抑えることができます。これによってアルミニウム鋳造会社は、鋳造工程の最初のステップにおいてさえコスト削減が可能となり、弊社技術に切り換えるだけで利益を1~2%改善できます。私たちは、今後の鋳造は経済的で環境にも優しいものでなければならないと考えています。キーワードは、グリーンでクリーンな鋳造です。」とコメントしている。