[大阪] – 2016年7月26日 – ロック、ラッチ、ファスナ、ヒンジ、ポジショニングテクノロジーや電子アクセスなど各種アクセスソリューションの世界的なリーディングサプライヤーである米サウスコ社の日本法人・サウスコ・ジャパン株式会社(大阪市此花区/代表取締役 渡邉哲哉)は、電子式ロータリー(回転)ラッチR4-EMの新製品「9シリーズ」を発表し、製品ラインナップを拡充しました。
サウスコのR4-EMは、産業機械、輸送機器、エンクロージャ(キャビネット)、サーバーやデータストレージ、セルフサービス機器といった様々な産業分野のロック機構に利用されている電子式ロータリー(回転)ラッチです。R4-EMは電気機械ラッチとして一般的な電磁石を用いたソレノイド駆動型と異なり、駆動にギヤモータを用いているため消費電力が低く、高負荷にも対応可能といった特徴を備えています。ギヤモータ駆動型のR4-EMは、ロックを開放状態に維持する際にも電流を流し続ける必要がないため消費エネルギーの低減化が図れると共に、大きな作業負荷(最大5300Nの耐荷重能力)にも適応可能なことからロックの信頼性向上に寄与します。
サウスコのR4-EM 9 シリーズ電子式ロータリー(回転)ラッチは、マイクロプロセッサを用いた制御システムによって信頼性の高い電子アクセスを提供する次世代の電子式ラッチソリューションです。ギヤモータで駆動するR4-EM 9 シリーズは、すべての入出力コマンドをマイクロプロセッサで制御し、拡張プログラミングおよびラッチ機能の完全カスタム化が可能です。またドアおよびロック状態の感知機能を備えているため、確実なセキュリティ監視が実現できます。このほかにも、軽量設計、ドアセンサーと延長ハウジングの採用による耐タンパ性(物理的な改竄への耐性)の強化、搭載されたトリガーセンサーによる施錠/解錠のステータスレポート生成といった特徴を備えています。
サウスコ・ジャパン、カントリーマネジャーの渡邉哲哉は、「R4-EM 9シリーズ電子式ロータリー(回転)ラッチは機械的性能の向上に加えて電子的な情報処理能力も強化されており、小包ロッカー、医療用投薬機器、セルフサービス・キオスク機器といった遠隔監視や物理的セキュリティが求められる各種用途に理想的なソリューションです。」と話しています。
R4-EM 9シリーズはラッチ解錠時に軽量扉や引き出しを前に突き出す(ポップオープンさせる)キックアウト機能、および不意のドア開放を防止する開閉ディテント(戻り止め)機能を追加することも可能です。