サウスコの電子アクセスソリューション IT連携による遠隔からの一括管理に対応し セルフサービス機器のセキュリティを強化

セルフサービス機器のアクセス管理に信頼性と安全性を付与

既存のネットワークセキュリティシステムに遠隔モニタリング機能を容易に組み込み可能で、安全性強化と外部から見えないラッチを実現する電子ロック

[大阪]  2014年10月15日 – ロック、ラッチ、ファスナ、ヒンジ、ポジショニングテクノロジーや電子アクセスなど各種アクセスソリューションの世界的なリーディングサプライヤーであるサウスコ社の日本法人・サウスコ・ジャパン株式会社は、自販機、セルフチェックアウト、無人ロッカーなど、IT技術を用いた遠隔管理システムの導入が進むセルフサービス機器用途に向け、電子ロックやラッチなどの同社電子アクセスソリューション(EAS)の提案活動を強化する。

自販機、ATM機械、券売機や無人ロッカーといったセルフサービス機器のほとんどは、人通りの多い場所に設置され、24時間休みなく消費者に利用されている。近年、セルフサービス機器市場においては、既存機器を活用しながらセキュリティ強化を図るため、遠隔からの制御監視機能に対応する高度な物理セキュリティのソリューションが求められている。

従来のATM、小売・セルフチェックアウトシステムから用途範囲を拡げるセルフサービス向けエンクロージャー・キオスクの例:小荷物ロッカー(左)、レンタサイクル(右)

最新のセルフサービス機器は、既存のITシステムと連携可能な遠隔機械モニタリング(RMM、Remote Machine Monitoring)機能を備え、オペレーターによる遠隔からの在庫確認や販売記録の入手など、一つのネットワークで多数の機械を監視できるシステムの導入が進んでいる。電子ロックやラッチなど、サウスコの電子アクセスソリューションはネットワーク接続に対応しており、RMMの活用によってセルフサービス機器の遠隔監視を可能とする。これら電子アクセスソリューションの利用によって、セルフサービス機器のオーナーや管理者は、電子ロックの遠隔監視が可能となるだけでなく、ユーザー認証や履歴の記録や報告が可能な電子署名機能によって、セキュリティ管理を簡素化すると共に窃盗防止対策を強化することができる。

サウスコがセルフサービス機器向けに提案する主力製品の一つである「R4-EM電子ロータリーラッチ」は、センサーと複数信号の出力機能を備え、ローカルおよび遠隔監視の両方にデータ提供が可能なため、犯罪者の標的になりそうな高価な商品を取り扱う自動販売機に適している。またR4-EM電子ロータリーラッチのロッキング装置は非常にコンパクトで、機器の内側に取り付け可能なことから清潔な外観を保つことができる上、プライポイント(接合部の切欠き)が無いため破壊行為を防止することができる。

セルフサービス機器を利用した消費者向けサービスや商品販売に対する需要の増加に伴い、これらの機器に高性能な電子ロック・ソリューションを用いることで、セキュリティの強化や機能の拡張に加え、洗練された外観デザインによる美観の向上にも貢献する。