SONGWON Industrial Group、2024年第3四半期の決算を発表

  • 総売上高:2,857億7,900万KRW、前年同期比3%増
  • 純利益:114億9,200万KRW、前年同期比6%増
  • 売上総利益率6%、前年同期比2.9%増

ウルサン・韓国 – 20241113 SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2024年第3四半期の決算を発表しました。当期、SONGWONの累計連結売上は、前年同期(2,478億6,700万KRW)比で15.3%増の2,857億7,900万KRWで、純利益は前年同期(93億7,200万KRW)比で22.6%増の114億9,200万KRWを達成しました。また当期の売上総利益率は、前年同期(14.7%)比で2.9%増の17.6%となりました。

今年度累計の連結売上は、前年9月時点での年度累計連結売上(7,842億2,660万KRW)比3.9%増となる8,150億5,200万KRWとなりました。一方、累計純利益は前年9月時点での年度累計純利益(319億5,400万)比で10.1%減となる287億2,900万KRW)で着地しました。2024年9月時点での年度累計売上純利益率は、前年9月時点比で1%増となる16.5%となりました。

単位は百万KRW 3四半期 9月までの累計
2024 2023 % 2024 2023 %
売上 285,779 247,867 15.3% 815,052 784,266 3.9%
売上総利益 50,203 36,351 38.1% 134,505 121,477 10.7%
売上総利益率 17.6% 14.7% 16.5% 15.5%
営業利益 22,163 14,443 53.5% 50,710 54,922 -7.7%
EBITDA 31,608 25,005 26.4% 79,617 83,582 -4.7%
EBITDA (%) 11.1% 10.1% 9.8% 10.7%
金利税引前利益 21,599 15,076 43.3% 49,132 53,431 -8.0%
EBIT (%) 7.6% 6.1% 6.0% 6.8%
当期純利益 11,492 9,372 22.6% 28,729 31,954 -10.1%

依然として続く地政学的状況やマクロ経済の情勢に関わらず、SONGWONの各事業部門は当期、前年同期を上回る収益成長率を達成しました。当期のインダストリアルケミカルズ部門とパフォーマンスケミカルズ部門の収益成長率は、前年同期比でそれぞれ15.3%増、15.2%増となりました。当期のインダストリアルケミカルズ部門の売上は、前年同期(1,873億8,600万KRW)比を上回る2,161億1,500万KRWで着地し、9月時点での年度累計売上も、前年9月時点での年度累計売上5,821億700万KRWを上回る6,157億1,600万KRWとなりました。パフォーマンスケミカルズ部門も同様に、売上が696億6,400万KRWと前年同期(604億8,100万KRW)を上回る結果となりました。一方で9月時点での年度累計売上は、前年9月時点での年度累計売上2,021億5,900万KRWを下回る1,993億3,600万KRWで着地しました。

インダストリアルケミカルズ部門は、需要の増加と景気の回復が追い風となり当期を堅調な業績で締めくくりました。ポリマー添加剤事業部門も、供給量が増加とし、原料価格が低下する中、収益と販売量を増やし、好調な業績で当期を終えました。さらに同事業部門は、競争が激化しているにも関わらず、SONGWONの供給の安定を後ろ盾に、新事業を展開しSONGWONの市場シェアをさらに強化しました。燃料&潤滑剤事業部門は、需要の増加と物流の状況の改善がプラスに働き、当期収益増を達成しました。依然として市場で供給過多の状況が続く中、コーティング事業部は当期堅調な業績を達成し、収益性の改善も実現しました。

物流コストと製造コストの上昇、さらには輸出売上にマイナスに働いた市場での激化する価格競争に直面したパフォーマンスケミカルズ部門も堅調な業績で当期を締めくくりました。市場の需要の低迷の煽りを受け販売量が伸び悩んだにも関わらず、当期スズ中間体事業部門は、利益率の向上につながる業務効率の向上を実現しつつ、売上増加を達成しました。SEA/SAおよびMEAにおいて激化する価格競争が輸送コストと製造コストの高騰に拍車をかけ、PVCの収益と販売量はその煽りを受けたものの、当期の業績は前年同期を上回りました。安定した原料価格は収益性にプラスに働いたものの、ポリウレタン事業部門と熱可塑性ポリウレタン(TPU/SPU)事業部門にとって当期は苦しい四半期となりました。韓国における景気後退と季節的な需要減退によるTPUの輸出売上の低迷が向かい風となり、販売量が減少しました。

SONGWONは、2024年第4四半期も供給と物流の課題が世界規模で続き、市場価格と利益率には圧力がかかると予測しています。世界中でマクロ経済が安定せず、業界のダイナミクスは変化しており、顧客は明確な見通しを提供することに苦しんでいます。このような状況に端を発し、鈍化が生じる可能性を考慮すると、2024年第4四半期の見通しを正確に予測することは不可能な状況だと言えます。しかしながらSONGWONは、戦略的な取り組みを進め、長期的な価値創造を育むことで、効果的なコスト管理を優先し、業務効率を最適化しつつ、持続可能かつ収益性の高い成長を実現することに集中していきます。

2024年第3四半期の財務諸表は、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
www.songwon.com/investors/reports-publications