- 2023年第3四半期の連結総売上:2,478億6,700万KRW
- 売上総利益率:7%
- 2023年第3四半期の純利益:93億7,200万KRW
ウルサン・韓国 – 2023年11月14日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2023年第3四半期の決算を発表しました。当期、当グループの連結売上は、前年同期の売上(3,507億3,100万KRW)を下回る2,478億6,700万KRWで着地しました。当期の売上総利益率は、14.7%(前年同期21.9%)で、純利益も前年同期(413億7,600万KRW)を大幅に下回る93億7,200万となりました。
今年度累計(2023年1月1日~2023年9月30日)の連結売上は、7,842億6,600万KRWに留まり(前年9月時点での年度累計連結売上:1兆318億9,900万KRW)、累計純利益も前年同期時点での年度累計純利益(1,234億7,300万KRW)を下回る319億5,400万KRWで着地しました。
単位は百万KRW | 第3四半期 | 9月までの累計 | ||||
2023 | 2022 | ∆% | 2023 | 2022 | ∆% | |
売上 | 247,867 | 350,731 | -29.3% | 784,266 | 1,031,899 | -24.0% |
売上総利益 | 36,351 | 76,802 | -52.7% | 121,477 | 250,733 | -51.6% |
売上総利益率 | 14.7% | 21.9% | 15.5% | 24.3% | ||
営業利益 | 14,443 | 49,314 | -70.7% | 54,922 | 160,767 | -65.8% |
EBITDA | 25,005 | 58,306 | -57.1% | 83,582 | 186,988 | -55.3% |
EBITDA (%) | 10.1% | 16.6% | 10.7% | 18.1% | ||
金利税引前利益 | 15,076 | 49,426 | -69.5% | 53,431 | 161,599 | -66.9% |
EBIT (%) | 6.1% | 14.1% | 6.8% | 15.7% | ||
当期純利益 | 9,372 | 41,376 | -77.3% | 31,954 | 123,473 | -74.1% |
大方の予想通り、当期は厳しい事業環境が依然として続く結果となり、SONGWONの各事業部門も前期から引き続き逆風に直面することになりました。マクロ経済とミクロ経済が深刻な状況に追い込まれている中、インダストリアルケミカルズ部門とパフォーマンスケミカルズ部門は共に収益と受注数の低下に見舞われました。当期、インダストリアルケミカルズ部門の売上は、前年同期(2,562億8,900万KRW)を下回る1,873億8,600万KRWとなり、9月時点での年度累計売上も、前年9月時点での年度累計売上7,655億6,000万KRWを下回る5,821億700万KRWで着地しました。パフォーマンスケミカルズ部門も同様に、売上が604億8,100万KRWと前年同期(944億4,200万KRW)を下回る結果となり、9月時点での年度累計売上も、2,021億5,900万KRWと前年9月時点での年度累計売上2,663億3,900万KRWを下回りました。
当期は、市場全体での需要の落ち込み、供給量の増加、販売価格の低下がインダストリアルケミカルズ部門にマイナスに働きました。一方ポリマー添加剤事業は、前年同期比で収益が落ち込んだものの、前年度に実施した価格調整が功を奏し、加えて新たに買収した事業と配送コストの低下が追い風となり、堅調な業績を記録しました。また、第3四半期の終わりには、いくつかの市場でポリマー添加剤の需要回復が認められました。当期、前年同期とほぼ同じ受注数を達成した燃料&潤滑剤事業の売上は、原料価格が低下したにも関わらず、わずかに前期を上回る結果となりました。コーティング事業部門にとって当期は、供給過剰、需要の落ち込み、不安定な注文パターン、価格競争の激化により厳しい状況に見舞われたものの、新規顧客の獲得は順調で、製品開発戦略の進展もみられました。
パフォーマンスケミカルズ部門は見通し通り、前期から引き続き主要市場における不安定な需要と経済の鈍化の煽りを受ける結果となりました。スズ中間体事業では、特に自動車業界を中心に全体的に需要が低迷したことが向かい風となり、収益と受注数が低下したものの、スズの値上がりが追い風となり、利益率が増加しました。当期を通して、受注数を巡る競争の激化が依然として続いていたものの、新規事業と韓国での売上増加に支えられた結果、PVC事業でも利益率の増加が認められました。ポリウレタン事業部門と熱可塑性ポリウレタン(TPU)事業部門は、需要の落ち込みと韓国の景気が依然としてマイナス要因ではあったものの、原料価格が安定したことがプラスに働き利益を創出する結果となりました。
厳しい市況と不安定な地政学的状況が続くことが予測されている第4四半期は、引き続き需要の低迷、予測不能な注文パターン、価格変動が懸念材料となると考えられます。厳しいマクロ環境に積極的に対応し、財政的回復力を確実に維持するため、SONGWONは引き続き戦略的目標の達成を目指し取り組みを進め、自社の業界に関する幅広い知識、世界的に認められた企業としての立場、多様な製品ポートフォリオを活用していく所存です。未来を見据えているSONGWONグループは、現在置かれている厳しい状況はもちろん、今後直面する難局を乗り越え、新たに生じる商機から利益を得ることができる立場を確立できていると確信しています。
2023年第3四半期のレポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
www.songwon.com/investors/reports-publications.