- 2022年の売上高は1,329,509百万韓国ウォンとなる
- 2022年度の純利益は131,932百万韓国ウォンとなる
- SONGWONは2022年に売上総利益率7%を維持した
ウルサン・韓国 – 2023年3月2日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は、本日、2022 年度の決算を発表しました。当社グループは、2022年第4四半期に297,610百万ウォンの収益を達成し、前年同期比5.0%増となりました(2021年第4四半期:283,475百万韓国ウォン)。2022年第4四半期には、前年同期比67.6%減の8,459百万ウォンの当期純利益を達成しました。(2021年第4四半期:26,100百万韓国ウォン)。SONGWONの2022年度の連結売上高は1,329,509百万ウォンで、2021年度の連結売上高(998,190百万韓国ウォン)に比べ33.2%増と好調に推移しています。2022年度の純利益は131,932百万韓国ウォンで、2021年度通期と比較して85.3%増を記録しました。(2021年度:71,209 百万韓国ウォン)。年度の売上総利益率は22.7%で、2021年度(22.3%)をわずかに上回りました。
単位:百万韓国ウォン | Q4 | 12月度累計 | ||||
2022 | 2021* (修正再表示) |
∆% | 2022 | 2021* (修正再表示) |
∆% | |
売上高 | 297,610 | 283,475 | 5.0% | 1,329,509 | 998,190 | 33.2% |
売上総利益* | 50,887 | 68,115 | -25.3% | 301,620 | 222,190 | 35.7% |
売上総利益率 | 17.1% | 24.0% | 22.7% | 22.3% | ||
営業利益 | 24,349 | 36,584 | -33.4% | 185,116 | 105,714 | 75.1% |
EBITDA | 33,321 | 47,647 | -30.1% | 220,310 | 142,952 | 54.1% |
EBITDAマージン | 11.2% | 16.8% | 16.6% | 14.3% | ||
EBIT | 23,903 | 38,729 | -38.3% | 185,502 | 104,519 | 77.5% |
EBITマージン | 8.0% | 13.7% | 14.0% | 10.5% | ||
当期利益 | 8,459 | 26,100 | -67.6% | 131,932 | 71,209 | 85.3% |
* IFRS第15号を適用した場合の再表示
SONGWONでは、2021年の好調な年末を経て、2022年初めに堅実な成長と増収を記録しました。この勢いは年間を通じて続きましたが、第3四半期に入り、製品の在庫が増加し、原材料価格の下落にともなう顧客の在庫調整の動きが強まったことにより、需要全体が弱含みとなりました。しかし、地政学的な緊張が続き、サプライチェーンのボトルネックや各地域で変動費の上昇がある中、SONGWONの各部門は2022年の最初の6か月間、堅調な需要の恩恵を受け、2022年度を順調に終えることができました。インダストリアルケミカルズ部門では、2022年度の売上高が983,239百万ウォンとなり、前年度(2021年度:735,654百万韓国ウォン)比33.7%増となりました。パフォーマンスケミカルズ部門の2022年度の売上高は346,270百万韓国ウォンで、前年同期(262,536百万韓国ウォン)比31.9%増となりました。
2022年第4四半期のインダストリアルケミカルズ部門の業績は、市場における供給増加や顧客による在庫削減の影響を受け、事業全体で需要が減少しました。ポリマー安定剤は、需要の低迷に加え、積極的な価格設定、ロシアとウクライナでの紛争、さらに輸送の制約により減収となりました。最終四半期において、燃料及び潤滑油添加剤は、有効な原料コストフォーミュラ方式を背景とした製品価格の上昇により、マイナスの影響を一部相殺しました。業界の全般的な傾向と同様に、コーティング部門は2022年第4四半期に前四半期比で減収となりましたが、以前に実施した値上げにより減収分を相殺することに成功しました。
SONGWONのパフォーマンスケミカルズ部門も、不安定な価格とより弱く予測不可能な需要の影響を受けましたが、当四半期を通じて原材料コストの減少の恩恵を受けることができました。錫中間体は、2022年第4四半期も自動車用E-Coat市場を中心に需要はかなり堅調だったものの、錫価格の下落により収益性が悪化しました。一般的な経済環境の影響で東南アジアの需要は大幅に減少しましたが、PVCは物流コストがパンデミック前の水準に戻ったことを背景に、2022年第4四半期に全体として需要が徐々に増加し、SONGWONのアジア以外の市場での競争力にもプラスの影響を与えました。原材料価格の低下と年初からの値上げにより、TPU/SPUは最終四半期を通じて増収増益となりました。
SONGWONは、2022年の多くの未曽有の課題に直面した際、グループの戦略を成功裏に実行し、支出を慎重に管理することで、年間を通じて良好な財務成績を達成し、レジリエンスを示しました。来年を展望すると、世界各地における不安定な政情不安は2023年も継続し、世界経済へのインフレ圧力や需要減退が続くと予想されます。しかし、SONGWONでは予測を保留としています。現在の世界的なマクロ環境、特に政治的・経済的な不安定さ、サプライチェーンへの圧力、需要の予測不可能性などから、新年度が何をもたらすかを正確に評価することは困難な状況にあります。
これからの市場での優位性をさらに高めるために、SONGWONでは新技術への投資を続け、幅広く堅牢なポートフォリオを維持し、お客様のご要望に確実にお応えできる体制を整えていきます。当社グループは、世界の動向を注視しながら、生産性の向上と業務改善に注力し、プロセスの最適化による効率化を図っていきます。慎重に行動し、財務規律を守ることで、SONGWONはこの不確実な時代をうまく切り抜け、お客様に信頼されるサービスを提供し続け、最も重要なこととしてSONGWONのすべての株主のために長期的価値を創造できると確信しています。