- 2021年度の総売上高:9,981億9,000万KRW
- 2021年度の純利益:712億900万KRW
- 2021年度の売上総利益率:5%を維持
ウルサン・韓国 – 2022年3月2日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2021年度の決算を発表しました。2021年第4四半期、売上が堅調に伸び、2,834億7,500万KRW(2021年12月31日)で着地し、前年同期(2020年第4四半期:2,038億4,300万KRW)比39.1%増を記録しました。2021年第4四半期の純利益は、前年同期(30億1,500万KRW)比765.7%増の261億KRWと記録的な増加率を達成しました。連結総売上は前年(2020年度:8,077億6,800万KRW)比23.6%増の9,981億9,000万KRWを記録し、SONGWONは堅調な業績で2021年度を締めくくりました。
世界中が新型コロナウイルス感染症の感染拡大により厳しい状況と経済危機に見舞われている中、SONGWONは2021年度堅調なスタートを切りました。一年を通して、各部門の需要が増加したことが安定した成長につながり、前年比で全体的な収益が著しく増加しました。特に第4四半期には、各部門が高い収益性と利益率と共に、堅調な業績を達成しました。
単位は百万 KRW | 第 4 四半期 | 12 月までの累計 | ||||
2021 | 2020 | ∆% | 2021 | 2020 | ∆% | |
売上 | 283,475 | 203,843 | 39.1% | 998,190 | 807,768 | 23.6% |
売上総利益 | 76,293 | 40,041 | 90.5% | 245,025 | 163,973 | 49.4% |
売上総利益率 | 26.9% | 19.6% | 24.5% | 20.3% | ||
営業利益 | 36,584 | 17,955 | 103.8% | 105,714 | 68,010 | 55.4% |
EBITDA | 47,647 | 26,802 | 77.8% | 142,952 | 102,851 | 39.0% |
EBITDA (%) | 16.8% | 13.1% | 14.3% | 12.7% | ||
EBIT | 38,729 | 11,536 | 235.7% | 104,519 | 61,825 | 69.1% |
EBIT (%) | 13.7% | 5.7% | 10.5% | 7.7% | ||
当期純利益 | 26,100 | 3,015 | 765.7% | 71,209 | 28,365 | 151.0% |
2021年第4四半期、インダストリアルケミカルズ部門の収益は前年同期比で32.3%増の2,026億1,100万KRWとなり、2021年度の売上は前年(6,135億9,300万KRW)比で19.9%増の7,356億5,400万KRWとなりました。2021年度第4四半期は、パフォーマンスケミカルズ部門も堅調な業績を達成し、売上は前年同期(506億9,000万KRW)比59.5%増の808億6,400万KRWを記録しました。また、2021年度の売上は、前年(1,941億7,500万KRW)比で35.2%増の2,625億3,600万KRWと大幅な増加を達成しました。
世界的に高需要が続いたことに加え、特定のケミカル製品が入手困難な状況であったことが追い風となり、2021年第4四半期のインダストリアルケミカルズ部門の売上が安定しました。原料コストと配送コストの急騰を相殺するため、製品ポートフォリオ全体を対象に実施した値上げが功を奏し、同部門の業績にプラスに働きました。SONGWONの主力事業であるポリマー添加剤事業部門では、市場での需要に対する供給不足、全地域での高需要、有利な為替の影響が追い風となり、2021年第4四半期の販売量が2倍となりました。当期は燃料&潤滑剤事業も業界全体の需要増加を後ろ盾に、販売量が増加したことで、堅調な業績を達成しました。さらに、不可抗力に加え、前四半期に実施した価格計算に基づく値上げが功を奏し高騰する原料コストと物流コストが相殺されたことから、同事業はさらに恩恵を受ける結果となりました。SONGWONのコーティング事業にとって、2021年第4四半期は記録的な四半期となりました。予算を大幅に上回る業績を達成し、例年顧客が在庫調整を行う12月に顧客からの発注が続いたにも関わらず、原料コストと物流コストの急騰を相殺するため、値上げが必要不可欠でした。
SONGWONのパフォーマンスケミカルズ部門は、2021年第4四半期開始時当初の見込みを大幅に上回る業績を記録し、前年同期比をはるかに上回る収益増と利益増を達成しました。中間体事業は、アジア圏、特に中国において高い需要の兆候が見られ、11月に必要に迫られ実施された工場のメンテナンスが売上に影響したにも関わらず、安定した売上高と利益率を維持し、2021年第4四半期堅調な業績を達成しました。同期、SONGWONのPVC事業も安定した成長率を記録し、特に韓国で市場を改善した結果、前年度を大幅に上回る売上を達成し、好調な業績を達成しました。
2021年は、前例のない供給障害、物流の課題、原料価格の高騰、新型コロナウイルスの変異株の出現に見舞われたにも関わらず、当社が実施した戦略が好調な業績につながり、2022年度に向け強い弾みとなっています。SONGWONは、今後も依然として、不安定な供給と物流の状況、原料価格の高騰と価格変動、そして高需要が続くと見込んでいます。
顧客への自社製品の供給の安定に的を絞り、SONGWONは高需要に対応するため生産量を増やし、自社のサプライチェーンへの影響を最低限に抑え、原料と物流コストの急騰を相殺していく予定です。現在の不安定な状況の中で、2022年度の見通しを予想することは難しいため、SONGWONは今後も警戒を怠ることなく見通しに目を向けていきます。一方で引き続き安定した需要が見込まれるため、SONGWONはサプライチェーンを強化し、さらなる業務の効率化を図り、今後も自社の戦略を続けることで、2022年度も引き続き業績が好調に推移すると期待しています。
2021年度のレポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
www.songwon.com/investors/reports-publications