- 2020年第2四半期の連結総売上:1,981億4,500万KRW
- 売上総利益率:21.1%(前期比で1.4%増)
- 純利益:54億2,200万KRW(マイナス要因は税務監査)
ウルサン・韓国 – 2020年8月17日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2020年第2四半期の決算を発表しました。当期、同グループの累計連結売上は1,981億4,500万KRWと前年同期比で9.3%の減収となりましたが、今年度累計(2020年1月~6月)の売上は4,086億8,800万KRWと前年上期(4,088億8,400万KRW)と概ね同水準で着地しました。当期の売上総利益率は、前期比で1.4%増の21.1%となりました。
単位は百万 KRW | 第 2 四半期 | 6 月までの累計 | ||||
2020 | 2019 | ∆% | 2020 | 2019 | ∆% | |
売上 | 198,145 | 218,467 | -9.3% | 408,688 | 408,884 | 0.0% |
売上総利益 | 41,768 | 51,860 | -19.5% | 83,310 | 91,573 | -9.0% |
売上総利益率 | 21.1% | 23.7% | 20.4% | 22.4% | ||
営業利益 | 16,164 | 23,274 | -30.5% | 34,233 | 37,036 | -7.6% |
EBITDA | 24,710 | 32,799 | -24.7% | 51,700 | 55,888 | -7.5% |
EBITDA (%) | 12.5% | 15.0% | 12.7% | 13.7% | ||
EBIT | 16,043 | 23,540 | -31.8% | 34,493 | 37,485 | -8.0% |
EBIT (%) | 8.1% | 10.8% | 8.4% | 9.2% | ||
当期純利益 | 5,422 | 12,826 | -57.7% | 16,604 | 21,603 | -23.1% |
一方2019年から2020年にかけて実施された2015年~2017年を対象とした韓国国税庁による税務監査の結果がマイナス要因となり、当期の純利益は54億2,200万KRWとなりました。親会社によって計上された法人所得税費用は104億KRWとなりました。これは、最終課税通知書に基づいて計上された金額で、課税取引に係り算入できる繰延税金引当金の戻入益により一部相殺されています。これにより、当期の影響額は45億KRWとなりました。不測の事態に備える万全の計画に則り、SONGWONは税額の査定に対し不服申し立ての可能性を慎重に検討する予定です。
前期は新型コロナウイルス感染症の拡大による供給停止の可能性を懸念した顧客により、在庫の積み増しが行われたこともあり、四半期を通して安定した収益成長が続いたものの、当期は需要の鈍化が見受けられました。結果、インダストリアルケミカルズ部門とパフォーマンスケミカルズ部門の業績はいずれも落ち込み、それぞれ前期比で6.7%減、3.5%減となりましたが、前年上期と概ね同水準で着地しました。
当期、インダストリアルケミカルズ部門ではポートフォリオ全体で価格の落ち込みがみられました。また、原料価格の継続的な低下、そして顧客による来期への発注の先送りに加え、自動車、家電、建設業界の需要減少が向かい風となり、当期同部門の売上は減少しましたが、原料価格の低下及び為替の値動きが有利に働いたこともあり、同部門の収益成長率は前期を上回りました。
パフォーマンスケミカルズ部門では当期を通してPVC添加剤の需要の落ち込みが売上に影響しました。すでに不況に見舞われていた建築業界の状況が、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響でさらに深刻化した韓国では特に売上の減少が顕著にみられました。一方で原料価格の値下がりが同部門にプラスに働き、事業が支えられる結果となりました。さらに同部門は、ヨーロッパや南北アメリカで競合企業が生産を停止したことによって創出された機会に乗じたこともあり、当期スズ中間体/触媒の売上増加に成功しました。
当期を通して、SONGWONの経営は事業計画通りであったものの、需要の減少が見込まれたため、工場の稼働が縮小されました。事業運営を継続し、世界的な感染拡大の影響を最低限に抑えるため、SONGWONは自社製品の生産および供給を継続し、自社の社員を守ることを目的とした適切な対策を導入することで、これまで状況に合わせ速やかに対応してきました。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外事業に大きな支障がもたらされ、世界中で財政悪化が進んでいます。下期も引き続き新型コロナウイルス感染症の影響は避けられず、現時点で回復にかかる期間や回復の度合いは不透明です。現在の情勢を踏まえると、今後数ヶ月の見通しを正確に予測することは不可能な状況だと言えます。現在の不安定な状況を踏まえ、SONGWONは今後も状況と需要水準を常に注意深く見守り、全社規模での改善を目的とした継続的な戦略に従い、新たな動きに速やかに対応できるようお客様およびサプライヤーと密に連携していきます。
第3四半期SONGWONは、当社製品の需要低下を見込んでいますが、多くの地域で規制緩和が見られていることから、今後数ヶ月の間に海外事業が徐々に通常の状態に戻り、年末に向け回復する可能性があることも視野に入れています。SONGWONは、新型コロナウイルス感染症の拡大以前より不測の事態に備える計画を整備しており、確固たる事業基盤を築いています。したがって、SONGWONは現在置かれている厳しい状況を乗り越え、お客様に信頼いただけるパートナーとして、そして業界屈指の企業としての立場を確立していると自負しております。
2020年第2四半期のレポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。www.songwon.com/investors/reports-publications