- 第1四半期の総売上:2,105億4,300万KRW
- 純利益:111億8,200万KRW(前年同期比で27.4%増)
- 売上総利益率:19.7%
ウルサン・韓国 – 2020年5月15日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2020年第1四半期(2020年1月1日~2020年3月31日)の監査後の決算を発表しました。2019年は厳しい締めくくりとなったものの、今年は安定した成長と収益増加が見られ、SONGWONは順調なスタートを切ることができました。当期、同グループの累計連結売上は2,105億4,300万KRWとなりました。純利益は、前年同期比で27.4%増の111億8,200万KRWとなりました。売上総利益率は、前年同期の20.9%からわずかに減少し、19.7%となったものの、EBITDA(%)とEBIT(%)は、それぞれ前年同期を上回り12.8%、8.8%となりました。
単位は百万 KRW | 第 1 四半期 | ||
2020 年 | 2019 | ∆% | |
売上 | 210,543 | 190,417 | 10.6% |
売上総利益 | 41,542 | 39,713 | 4.6% |
売上総利益率 | 19.7% | 20.9% | |
営業利益 | 18,069 | 13,762 | 31.3% |
EBITDA | 26,990 | 23,089 | 16.9% |
EBITDA (%) | 12.8% | 12.1% | |
EBIT | 18,450 | 13,945 | 32.3% |
EBIT (%) | 8.8% | 7.3% | |
当期純利益 | 11,182 | 8,777 | 27.4% |
当期、インダストリアルケミカルズ部門とパフォーマンスケミカルズ部門はそれぞれ前年同期比で10.7%増、10.1%増と堅調な売上を記録しました。主な要因は、新型コロナウイルス感染症による供給停止の可能性を懸念した顧客により、通常を上回る在庫の積み増しが行なわれたことでした。また当期は、グループの主力事業であるポリマー添加剤事業の需要が特に増加したことがグループの利益につながりました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、春節の延長が余儀なくされ、中国の自動車業界が麻痺したものの、今年、パフォーマンスケミカルズ部門は期待を上回る順調な滑り出しをみせました。欧州の競合企業の生産ラインが停止したことが追い風となり、同部門は特にスズ中間体の需要増加に対応するため、当期生産能力を増加しました。
韓国で新型コロナウイルス感染症の初の症例が認められた2月初旬までに、SONGWONは原材料の不足を緩和するための継続的な計画の整備を終えていました。また、需要の急増に対応し、グループの最適なコストポジションを確実に維持するため、SONGWONは生産能力も増加しました。さらに、保護用の呼吸マスクの生産に必要不可欠なケミカル製品の供給を継続することでマスクの生産を支援するため、中国山東省にあるSONGWONの平度工場には、政府より稼働を継続することを認める特別な許可が与えられました。
第2四半期、第3四半期は例年好調な四半期で、需要が増加する傾向があるものの、今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、先行き不透明度が増しており、世界の市場の混乱が見られています。現在の情勢、そして世界的な景気後退の可能性を踏まえると、SONGWONはすでに発表した2020年度の事業および成長の見通しを達成できるとは断定できない状況だと言えます。SONGWONは、今後自社の海外事業にマイナスの影響が及び、新規事業の立ち上げが先送りになるという見通しを立てていますが、それに合わせ自社の価格戦略を調整して、引き続き業務改善に取り組みつつ、総合的なグローバル物流ネットワークを通して市場へのさらなる浸透を図り、新たなビジネスチャンスから収益を得る方法を模索しています。
自社だけでなく、顧客の事業への新型コロナウイルス感染症の影響を最低限に抑えることに注力しつつ、SONGWONは今後も警戒を怠ることなく、自社の主な強みを駆使し、独自の専門技術を活用することにより、収益性の向上に取り組んでいく所存です。業界の展望は明るいと確信した上で、SONGWON は今後直面する課題を乗り越え、自社の長期的戦略を推し進め、安定した業績を誇る業界をリードする企業としての立場を確立していると自負しております。
第1四半期レポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。www.songwon.com/investors/reports-publications