- 新規SONGNOX® 5057酸化防止剤によって、ポリオールおよびポリウレタン向け既存製品群を強化
- 軟質ポリウレタンスラブストックフォーム、エラストマー、ホットメルト接着剤などの用途向け
- 生産効率とスケールメリットによる付加価値の向上
ウルサン・韓国 – 2018 年 11 月 20 日 – SONGWONは、ポリオールおよびポリウレタン向け安定剤の製品ラインアップ拡張と、同社製品群の付加価値向上に向けて、新たな酸化防止剤「SONGNOX® 5057」を発表しました。
SONGNOX® 5057は、SONGWONが有する既存のアミン系、フェノール系、フォスファイト系、チオエステル系酸化防止剤を補完し、ラインナップを拡大する製品です。この新製品は液状のブチル化/オクチル化ジフェニルアミン系酸化防止剤であり、ポリオールを含む様々な基材に適しており、軟質ポリウレタンスラブストックフォーム、エラストマーおよびホットメルト接着剤向けに開発されたものです。フォーム製品は、家具や寝具、自動車部品やスポーツ用途に至るまで、さまざまな産業で使用されています。
SONGNOX® 5057は、SONGNOX® 1135やSONGNOX® 1076などのヒンダードフェノール系酸化防止剤と併用ができ、貯蔵中および輸送中においてポリオールを分解から保護します。また、これらの製品を組み合わせることで、軟質ポリウレタンフォームの製造中に生じるスコーチ(早期加硫/焼け)やフォーム中心部の変色を防止することができます。SONGWONでテクニカルサービス&アプリケーション開発責任者を務めるトーマス・シュムッツは、「SONGNOX® 5057は揮発性が低く液状であることから、多くの基材やアプリケーションに適しています。」としており、加えて「多くの業界では、フォーム製品に要求される品質基準が益々厳しくなっています。SONGNOX® 5057には残留ジフェニルアミンがほとんど含まれないため、要求の厳しいポリウレタン用途においても顧客の高品質に対するニーズを満たすことができます。」と話しています。
SONGNOX® 5057は、SONGWONが韓国・蔚山に保有する世界クラスの施設で製造されています。この蔚山プラントでは他のアミン系およびフェノール系(SONGNOX®1135)酸化防止剤も製造されているため、生産効率とスケールメリットが生かせることで経済性の向上にも寄与します。ポリマー添加剤リーダーのエレーナ・スカルトリッチは、「当社の最先端プラントは、SONGWONが世界各国に向けてコスト効率に優れた製品供給を可能とします。また同プラントは、最も高い成長を遂げているアジア市場をはじめ、あらゆる国々の顧客サポートに理想的な場所に位置しています。」と話しています。
またスカルトリッチは、「SONGWONは、昨今の高い基準を満たす最先端ソリューションへの投資によって、ポリマー添加剤業界への長期的な取り組みを続けています。ソンウォンはポリオレフィンだけでなく他の用途に向けた添加剤の開発を通して、さらなる成長を目指してまいります。」とコメントしています。