主要実績
- Songwonが2013年中に達成した堅調な成長が第3四半期の安定した財務実績に寄与
- 主力のポリマー安定剤事業が大幅に成長(前年同期比+9.3%)
- 総利益率は生産性向上により前年同期17.6%から18.3%に増加(操業度差異調整後)
- 2013年度9ヶ月間の当期利益およびEBIT(利払前税引前利益)は前年同期の6.0%から6.9%に増加
ウルサン・韓国 2013年11月26日 – プラスチック産業向けの添加剤や化学品の生産・供給のグローバルリーダーであるSongwonグループ(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、www.songwon.com、以下Songwon)は、2013年第3四半期および2013年度9ヶ月間決算を発表、実績改善により堅調な成長となった。2013年第3四半期の売上高は175,800百万韓国ウォンで、2012年同期比0.8%増加した。同社決算は、韓国国際財務報告基準(K-IFRS)に準じており、決算の詳細はウェブサイト(www.songwon.com/jp/investors/financialresults)からダウンロード可能。
第3四半期 | 2013年度9ヶ月間 (9月30日まで) |
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単位:百万韓国ウォン | 2013 | 2012 | Δ% | 2013 | 2012 | Δ% |
売上 | 175,800 | 174,356 | -0.8% | 523,102 | 528,044 | -0.9% |
総利益 | 31,400 | 37,086 | -15.3% | 96,969 | 101,127 | -4.1% |
総利益率 | 17.9% | 21.3% | 18.5% | 19.2% | ||
営業利益 | 10,708 | 17,850 | -40.0% | 34,034 | 45,594 | -25.4% |
EBIT(利払前税引前利益)* | 3,901 | 12,185 | -68.0% | 36,297 | 31,516 | 15.2% |
EBIT率 | 2.2% | 7.0% | 6.9% | 6.0% | ||
当期利益 | 8,309 | 5,696 | 45.8% | 16,548 | 16,465 | 0.5% |
*EBITは、(営業利益+他の営業 収入?他の営業経費)から求めたものです。 |
SongwonグループのCFOおよび執行委員会メンバーであるハンス-ピーター・ヴュストは、「当社は、継続して不透明な市場および散発的に回復の兆しをみせる経済状況にも関わらず、堅調な成長を継続しています。2013年度第3四半期収益は、2012年度第3四半期に比べ1.6%増加しました。当社の主力事業であるポリマー安定剤の売り上げは四半期毎に成長しており、2013年度9ヶ月間の売上は、2012年度9ヶ月間に比べ9.3%増加しました。なお総利益は、2013年1月1日以降の操業度差異計上により変更を適用しました。これによりマージン減少が見込まれていましたが、操業度差異調整後の総利益は生産性向上達成により年初9ヶ月間について2012年度の17.6%から2013年度は18.3%に増加しました。2013年度9ヶ月間の当期利益は前年同期比0.5%増加し、EBIT率についても前年同期6.0%から本年6.9%に上昇しました。」とコメントしている。
Songwonグループの会長兼CEOおよび執行委員会ヘッドである朴鍾昊(パク・ジョンホー)は、「本四半期は厳しいものでしたが、今後も当社は成長を継続して参ります。販売価格は依然として軟調ですが、原材料価格との相殺ができました。両者は経済傾向によるものですが、経済が回復基調にあることから当社ではこの状況が継続することは無いと考えています。2013年度第4四半期の受注も同年度第3四半期ほどの好調では有りませんが堅調です。川上部門におけるポリマー生産は安定を継続しており、当社の大規模な酸化防止剤事業を支えています。米ヒューストンの新しいOPS(ワンパック・システム)製造施設は稼働を開始しており、初回受注分の発送を完了しています。さらに、独グライツの製造施設では熱間押出機を導入しており、この技術によって製造計画およびスケジュールの最適化は新たなステージに入りました。この押出機の新規導入は、製品群の拡張、生産量の増加に加え、より高品質な製品製造に寄与します。光安定剤の売上についてもSabo社との提携によって成長を続けており、こうしたUV市場への注力は紫外線吸収剤事業の成長も牽引しています。当社チオエステル事業については、各地域に特化したプログラムにより安定成長しています。また2014年に予定されている韓国ウルサンおよびメアムでの生産性向上施策によるコスト削減は、本年末および2014年に結果を出すものと考えています。錫中間体については、DOTO(ジ-n-オクチル錫オキシド)製造能力の増強を受け、2013年第4四半期には売上向上が見込まれます。PVCは安定を継続しており、当事業においては韓国での混合金属安定剤の地位向上に注力しています。この結果は2013年第4四半期および今後の成長を継続するものとなります。PTBPおよびBPと、アミン系AO製品供給停止決断の影響は、2013年度第4四半期からの売上および収益に反映され始めると考えています。市場と経済の両者が回復を見せる中、当社は2014年に向け予定通り事業計画を遂行して参ります。」とコメントした。