ソンウォン、2013年上半期決算を発表 安定した総利益率を維持

主要実績

  • 厳しい市場状況の中、安定した売上高と総利益率を維持
  • 2013年上半期の総利益は2012年同期比2.4%増の65,570百万韓国ウォンを計上。操業度の差異による調整後総利益は、前年同期比で大幅に増加(+9.5% )
  • 好調な総利益を反映し、2013年上半期の純利益は8,240百万韓国ウォンを確保する一方で、グループ拡大とパフォーマンス向上施策に伴う投資の増加、SG&A(販売費および一般管理費)増加に加え、為替のマイナス影響、収益増加予想に伴う韓国税額の増加などの要因によって相殺

SW_logo_sウルサン・韓国  2013年8月22日 – プラスチック産業向けの添加剤や化学品の生産・供給のグローバルリーダーであるSongwonグループ(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、www.songwon.com、以下Songwon)は、2013年第2四半期および上半期決算を発表した。同社決算は、韓国国際財務報告基準(K-IFRS)に準じており、決算の詳細はウェブサイト(www.songwon.com/jp/investors/financialresults)からダウンロード可能。

第2四半期 上半期(6月30日まで)
2013 2012 Δ% 2013 2012 Δ%
売上 172,958 178,990 -3.4% 347,302 353,688 -1.8%
総利益 32,482 34,093 -4.7% 65,570 64,041 2.4%
 総利益率 18.8% 19.0% -0.3% 18.9% 18.1% 0.8%
営業利益 10,684 15,740 -32.1% 23,327 27,744 -15.9%
EBIT(利払前税引前利益)* 13,775 13,885 -0.8% 32,397 19,331 67.6%
 EBIT率 8.0% 7.8% 0.2% 9.3% 5.5% 3.9%
当期利益 518 9,676 -94.6% 8,240 10,769 -23.5%
*EBITは、(営業利益+他の営業 収入-他の営業経費)から求めたものです。

Songwonは、2013年第2四半期、2013年上半期共に堅調な業績を収めた。売上高は若干軟調で、2012年上半期に比べ1.8%減少した。上半期の総利益は、前年同期の64,041百万韓国ウォンから2.4%増加し、65,570百万韓国ウォンを計上した。不透明な世界経済および財務状況にも関わらず、Songwonの製品需要は世界的に安定している。またSongwonは、来四半期分の受注も好調に推移しており、取扱量と売上共に計画通りの結果を見込んでいる。

SongwonグループのCFOおよび執行委員会メンバーであるハンス-ピーター・ヴュストは、「当社の売上は2012年第4四半期が不調であったものの、過去6四半期に渡り比較的堅調です。2013年上半期を通した売上は、軟調なアジア市場と欧州での厳しい競争環境にも関わらず、計画通りに推移しており、総利益も安定を続けています。上半期の利益は、グループ拡大とパフォーマンス向上施策に伴う投資の増加やSG&A(販売費および一般管理費)増加といった要因の影響を受け、8,240百万韓国ウォンとなりました。しかしながら、取引実績については計画通り進行しており、非常に満足しています。当社は堅実なバランスシートと強い財務体制によって2,200億韓国ウォンのシンジケートローン(協調融資)合意を取りまとめており、当社成長計画の実施について十分なリソースを確保しています。」とコメントした。

Songwonグループの会長 兼CEOおよび執行委員会ヘッドである朴 鍾昊(パク・ジョンホー)は、「不透明な世界の経済および財政状況にも関わらず、Songwonの製品需要は世界的に安定しています。またこうした環境においても当社上半期の総利益率は増加しており、今後も戦略的な事業計画を継続し、しかるべく結果をお届けしてまいります。本年第3四半期の受注も好調に推移しており、売上と取扱量共に計画通りの結果を見込んでいます。上流部門におけるポリマー生産は安定を継続しており、当社の大規模な酸化防止剤事業を支えています。また米ヒューストンの新しいOPS(ワンパック・システム)製造施設は稼働を開始しており、初回受注分の発送を完了しています。さらに、独グライツの製造施設では熱間押出機を導入しており、この技術によって製造計画およびスケジュールの最適化は新たなステージに入りました。この押出機の新規導入は、製品群の拡張、生産量の増加に加え、より高品質な製品製造に寄与します。光安定剤の売上についてもSABO社との提携によって成長を続けており、こうしたUV市場への注力は紫外線吸収剤事業の成長も牽引しています。当社チオエステル事業については、各地域に特化したプログラムにより安定成長しています。また2013年下半期に予定されている韓国ウルサンおよびメアムでの生産性向上施策によるコスト削減は、本年末および2014年に結果を出すものと考えています。錫中間体については、DOTO(ジ-n-オクチル錫オキシド)製造能力の増強を受け、2013年下半期には売上向上が見込まれます。PVCは安定を継続しており、当事業においては韓国での混合金属安定剤の地位向上に注力しています。この結果は下半期および今後の成長を継続するものとなります。SAP事業についてはベネズエラでの状況改善によって下半期での回復を見込んでおり、ウレタン、ポリエステルジオールおよび可塑剤事業は上半期同様の実績を想定しています。全体的に見て、2013年の当社事業は計画通りに進んでいます。Songwonは一層の顧客満足と成長創造のため、人材とプロセス双方への投資に注力しています。これらの施策は実を結びつつあり、当社は2014年に様々な好材料を享受できる体制にあるといえます。」とコメントした。