主要実績
- 良好な2013年第1四半期決算、低調な経済状況下で売上高を維持
- 当期利益は、2012年第1四半期比で6倍の7,722百万韓国ウォンに増益
- 中東にOPS(ワンパック・システム)関連会社2社を新たに設立
ウルサン、韓国 2013年5月23日 – プラスチック産業向けの添加剤や化学品の生産・供給のグローバルリーダーであるSongwonグループ(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、www.songwon.com、以下Songwon)は、2013年第1四半期の決算を発表した。同社決算は、韓国国際財務報告基準(K-IFRS)に準じており、決算の詳細はウェブサイト(www.songwon.com/jp/investors/financialresults)からダウンロードが可能。
主要項目 |
2013 年Q1 百万韓国ウォン |
2012年Q1 百万韓国ウォン |
Δ% |
売上 | 174,344 | 174,698 | -0.2% |
総利益 | 33,088 | 29,948 | 10.5% |
総利益率 | 19.0% | 17.1% | 1.9% ポイント |
営業利益 | 12,643 | 12,004 | 5.3% |
EBIT(利払前税引前利益)* | 18,622 | 5,446 | 241.9% |
EBIT率 | 10.7% | 3.1% | 7.6% ポイント |
当期利益 | 7,722 | 1,093 | 606.5% |
*EBITは、(営業利益+他の営業 収入?他の営業経費)から求めたものです。 |
Songwonの売上高は174,344百万韓国ウォンで、総利益は33,088百万韓国ウォンを計上し、2012年度同期比で10.5%増加した。EBITは18,622百万韓国ウォンに大幅増加し、EBIT率は前年同期比で7.6%ポイント上昇し10.7%となった。当期利益は7,722百万韓国ウォンを計上し、前年同期比600%を超える増加となった。
SongwonグループのCFOおよび執行委員会メンバーであるハンス-ピーター・ヴュストは、「2013年第1四半期は当期利益を前年同期の1,093百万韓国ウォンから7,722百万韓国ウォンと大幅に増加し、私たちはこうした良好な結果をお知らせできることを嬉しく思います。ポリマー安定剤の売上は、今期についても良好な結果を支える主軸であり、ほとんどの地域において取引量が微増を示しています。売上高については、価格に対する市場要求と原材料費およびエネルギー費の上昇というトレンドが反映される結果となりました。しかしながら、当社が進めるコスト管理の徹底と、当社が引き続き継続している一貫生産体制への投資による第3者サプライヤーへの依存を軽減する技術導入によって、健全な財務状況を継続しています。」とコメントした。
Songwonグループの会長 兼CEOおよび執行委員会ヘッドである朴 鍾昊(パク・ジョンホー)は、「Songwonは、お客様のニーズにあった幅広いポリマー安定剤の提供によって、世界的に顧客から選ばれるパートナーであり続け、引き続き成長を継続していきます。当社では計画どおりの結果を出すために社内体制を刷新し、今日その結果を実現しています。増益には新しい製品ポートフォリオも寄与しています。OPS(ワンパック・システム)は強い成長と認知度を高めており、米ヒューストン製造施設からの供給も始まります。伊Sabo社との提携によるHALS(ヒンダードアミン系光安定剤)製造も当社の期待に沿い、計画通り売上を伸ばしています。中東においては、Songwon Additive Technologies AG社株式の40%を新事業パートナーであるアブダビ・ポリシスインダストリーおよびサウジアラビア・パンガルフホールディング・カンパニーに売却し、2013年第1四半期中に2社を設立しました。このうち1社は、Songwonが60%出資したドバイを本拠とする中東地域の販売会社Songwon Additive Technologies – Middle East FZE社であり、もう1社はポリシスインダストリー社とのパートナーシップによりアブダビに設立したPolysys Additive Technologies – Middle East LLC社です。Polysys Additive Technologies社は、2014年にアブダビに稼働開始が予定されている初期年産7,000トン規模のOPS製造施設を管理します。当社は世界的な成長とお客様のニーズに合わせた製品づくり、そして新製品を投入していくという戦略を確実に遂行していきます。また将来、新たなお知らせができることを楽しみにしています。」とコメントした。
今後の見通し
ジョンホーは続けて、「これら第1四半期の結果は、当社の2013年事業計画が順調に推移していることを示すものです。また、ゆっくりではありますが堅実な回復基調にある米国と中国の経済そして新興市場の安定成長は、2013年第2および第3四半期の緩やかな成長を支えるものと見ています。過去2年の動きをみると、第2および第3四半期は堅調、第4四半期は軟調、そしてまた復調するという傾向にあります。ポリマー安定剤の需要は米国と中東で増加しており、これはシェールガスと安価な原材料費に起因するポリオレフィン部門の成長によるものです。OPSについてもSongwonは欧州、米国、中東の製造拠点からの供給によって、引き続き同製品のポジション強化に努めます。当社”SONGCAT DOTO”工場の拡張についても、計画通り今年中盤に稼働を開始し、2013年後半における錫安定剤の売上を増加するものと見ています。また、お客様へ一層確実に製品をお届けするため、当社はサプライチェーンの組織を発表し、これにカスタマーサービス、SOIP(セールスオペレーションと在庫計画)、調達、物流およびOPSを組み入れました。これら機能の統合によって、原材料からお客様の満足に至るまでの全過程を最適化します。当社はさらなる成長に向けて、全事業にわたり経営資源を増やしています。成長とお客様の満足には、それを可能にするインフラが必要です。Songwonは組織への投資を通じ、当社のお約束である『Salient in Additives(添加剤の先駆者)』をお届けしてまいります。」と締めくくった。