ソンウォン・インダストリアル、財務体制を再構築 強い成長に向けた基盤強化

– 新しいシンジケートローンによって企業財務体制を安定化
– より有利かつ長期の借入によって信用格付と強い成長材料を強化

SW_logo_sソウル・韓国  2013年2月19日 世界トップクラスのプラスチック用酸化防止剤等の特殊化学品メーカーであるSongwon Industrial, Co., Ltd.(松原産業株式会社、本社:韓国ウルサン市、CEO:朴 鍾昊(パク・ジョンホー)、以下Songwon、www.songwon.com)は、将来の成長に向けた財務基盤の安定強化計画を発表した。同社は2月18日に、韓国外換銀行を主要取引金融機関とし、また韓国・ウリ銀行を共同主要取引金融機関とする、5融資者による総額2,200億韓国ウォンのシンジケートローン(協調融資)合意をとりまとめた。

ソンウォン執行委員会は韓国国内金融機関、財務アナリスト、信用格付機関および国内投資機関を対象として、2月21日および22日に本件に関する説明会を開催する。

同社は複数金融機関による融資を1つのシンジケートローンに統合することで、現在の財務体制を再構築する。また、長期借入の増加によって短期借入比率が減少するため、さらなる財務体質の安定化に加え、借入コストの減少を図るものである。

ソンウォンは、今回のシンジケートローン融資額2,200億韓国ウォンにより、RCF(リテインド・キャッシュフロー)を含む短期運営資本は500億韓国ウォン相当に拡大すると予想しており、また、財務コストの削減と年間の支払利子額を約1%削減する効果が期待できる。

ソンウォンは、世界的に強く継続した酸化防止剤の需要を反映し、2007年に酸化防止剤を生産する当時で世界最大規模の一貫生産施設を韓国ウルサンに位置するメアム洞に建設した。その後も同社は競争力向上および事業拡大に向けた活発的な投資を継続しており、代表的な投資として、2009年6月にメアム工場における高純度イソブチレンの一貫生産体制を確立、酸化防止剤1076の製造ラインを新設、2011年12月に欧州最大クラスのOPSメーカー・独Additives Technology Greiz GmbH社を取得、2012年8月に世界トップクラスの硫黄系酸化防止剤メーカー・Tangshan Baifu Chemical社(唐山百孚加工有限公司)との合弁事業Songwon Baifu Chemicals (Tangshan) 社を設立、などがあげられる。

ソンウォンはこのたびの財務体制の再構築によってさらなる事業拡大を図ると共に、これらの資金を既存事業に割り当てるだけでなく将来的な拡大への備えとしていく。2つの主要金融機関に加え、シンジケートローンに参画している他の釜山銀行、韓国スタンダードチャータード銀行およびハナ銀行も、ソンウォンへの融資に自信を示している。

ソンウォンでは債券保有者、機関投資家および他のステークホルダーへの適切な情報提供を図るため、今後も同社事業へのさらなる理解に向けて活発な取り組みを行っていく。

これらの計画について朴鍾昊CEOは、「当社は、世界をリードする特殊化学品メーカーそしてポリマー安定剤業界でお客様から最適なサプライヤーとして指名されることを目標とし、生産施設とビジネスネットワークの継続的な拡大と向上によって、2007年には2,300億韓国ウォンであった売上を2012年には3倍の6,800億韓国ウォンに成長させることができました。今回の財務体制の再構築は、当社のグローバルオペレーションをさらに安定化すると共に、将来の成長に向けた基盤となることでしょう。」とコメントした。