ウルサン・韓国 2012年11月20日 – ポリマー添加剤メーカーのSongwonグループ(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、www.songwon.com、以下Songwon)は、中国の樹脂添加剤メーカーであるTangshan Baifu Chemical社(唐山百孚加工有限公司、本社:中国河北省唐山市)との合弁事業として、2012年7月1日にSongwon Baifu Chemicals (Tangshan)社を発足させ、このほどチオエステル酸化防止剤の一貫製造体制が整ったことから本格的な操業を開始した。Songwon Baifu Chemicals (Tangshan)社は年8,000トンのチオエステル酸化防止剤の製造能力を持つほか、主要中間体原料の製造も行い、Songwonが展開する世界的な一貫生産体制に統合される。
Songwonグループの会長 兼CEOおよび執行委員会ヘッドである朴 鍾昊(パク・ジョンホー)は「Songwon Baifu Chemicals (Tangshan)社は、当社製品ポートフォリオの構成において重要な役割を担っています。当社は、世界の市場に幅広い最高水準のチオエステル製品を提供し、当社のポリマー添加剤ラインアップをますます充実させてまいります。Tangshan Baifu Chemical社は主要中間体に関する世界規模の一貫生産体制に投資する先見性を共有する当社のパートナーであり、彼らの高い技術能力は、当社のお客様に貢献すると確信しています。Songwonのグローバルなネットワークと結びつくことで、世界クラスの経済性、品質、そして安定供給に貢献するものと考えます。」とコメントした。
Tangshan Baifu Chemical社の会長、そして今回Songwon Baifu Chemicals (Tangshan)社の会長に就任したWeiqi Zhangは、「世界規模のチオエステル工場に関する長年の運用経験を持つ当社と、世界市場におけるプレゼンスや幅広い製品群と技術力を持つSongwonとは、非常に良い関係にあるといえます。当社はBaifu社の主要な製造資産、建造物および土地が今回の合弁事業に貢献できたことをとても喜ばしく思っています。両社の相乗効果は、最先端のチオエステル酸化防止剤を信頼のおける世界的な販売・サポートネットワークからの供給を可能にし、お客様に大きく貢献できると考えています。」とコメントした。
SongnoxR チオエステル酸化防止剤の製品名で販売されているDLTDP、DSTDP、DTDTP、DMTDPなどのチオエステルは、PE、PP、ABS、HIPS、ポリエステル、ポリアミドをはじめとする多くの樹脂材料に使用されている。