ソンウォン、最新のポリプロピレン繊維用安定剤を発表

ポリプロピレン繊維用安定剤の変色結果

ポリプロピレン繊維用安定剤の変色結果

2010年11月9日 – 世界市場における樹脂添加剤の大手メーカーであるSongwon Group(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、以下Songwon)は、色合いが重視されるアプリケーションに適したポリプロピレン繊維用安定剤を開発した。

このたび開発された安定剤は、優れた色安定性に加え酸性物質との拮抗作用の抑制に貢献する。

既存の安定剤は色安定性に優れるものの、過酸化物を用いたポリプロプリン繊維のコンパウンドや紡糸工程で強い拮抗作用を引き起こす。最新の安定剤は優れた色安定性を維持しつつ拮抗作用を大幅に抑制することができる。

欧州・中近東・アフリカ地域担当のテクニカル・セールス・ディレクタであるヨアキム・ベイヤーは「この技術は、初期着色性や分子量低下の抑制、過酸化物を用いたコンパウンディングやコンバージョン工程における拮抗作用の抑制に対する性能をバランス良く発揮します。また低発色現像や紡糸仕上げ剤との低拮抗作用、コンバージョン時の低変色度や低発煙性といった優れた性能を維持します。」と述べた。

Songwonは同安定剤を高機能添加剤用パッケージングシステムであるワン・パック・システム(OPS)によって提供する。

ヨアキムは「我々は技術的な専門知識や市場に対する理解に基づく革新的な製品の提供に注力していきます。我々のゴールは価値あるソリューションを顧客に提供することであり、今回の最新ソリューションは我々の取り組みを実証するものです。」と締めくくった。