- マスバランス(MB)方式によってバリューチェーン全体を通した製品のサステイナビリティを追跡し、環境に配慮した製品作りを通して業界を牽引
ブリュッセル・ベルギー、2022年10月18日 – ソルベイは、自動車、家電製品や電子機器などの幅広い産業分野に向け、CO2排出量を削減した高機能製品・ReCycleポートフォリオの提供を通じて、サステイナビリティへの取り組みを推進していくことを発表しました。
今後、ソルベイはマスバランス(MB)方式に従い、バリューチェーン全体を通して、認証を受けた循環性のある原材料や再生可能な原材料のフローを追跡します。これによって、責任ある調達とサステイナブルなサーキュラーエコノミーへの移行に貢献する新たなReCycle MB* 高機能性樹脂のポートフォリオ拡充を進めます。
ソルベイは本プロジェクトにおける最初のマイルストーンとして、米ジョージア州オーガスタの製造工場において、バイオベースおよびリサイクル材料の認証制度として広く知られているISCC-PLUS認証(国際持続可能性カーボン認証)を取得しました。この製造工場では現在、ISCC-PLUSに準拠したサルホンモノマーを製造しており、このモノマーはユーデル® PSU ReCycle MB(ポリサルホン)およびレーデル® PPSU MB(ポリフェニルサルホン)の製造に使用されます。
また、この認証プロセスは、ソルベイの持つその他の製品ポートフォリオにも適用されます。ライトン® PPS ReCycle MB(ポリフェニレンスルフィド)とアモデル® PPA ReCycle MB(芳香族ポリアミド)を皮切りに、グローバルで認証済み高機能材料を提供開始する予定です。
ソルベイでは、自社の事業とサプライチェーンのサステイナビリティを向上させるために継続的な投資を実施しています。ソルベイはCO2排出量を削減するという明確なコミットメントに従い、米国で生産しているPPA、PPS、HPPA(高機能性ポリアミド)およびPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)ポリマーは、電力の100%に再生可能エネルギーを利用しており、お客様がサプライチェーン排出量におけるスコープ3のCO2排出量を最小化するための取り組みを支援しています。
ソルベイは、10月19日から26日まで、独デュッセルドルフで開催されるK 2022に出展(ホール6ブースC61)し、新製品開発およびプラスチック産業におけるサステイナビリティとサーキュラーエコノミーの推進に向けた取り組みについて展示紹介します。出展に関する詳細や会期中に実施されるプレゼンテーションについては、www.solvay.com/en/k-2022をご参照ください。
ユーデル®、レーデル®、ライトン®およびアモデル®は、ソルベイ社の登録商標です。
* マスバランス(MB)方式を採用し、再生可能/リサイクル材料を含む原材料を用いて製造