ソルベイは拡大する需要に対応するためテクノフロン® フルオロエラストマーの生産を増強

イタリア、ボラーテ、20181029ソルベイは、世界中の継続的な高機能シーリング用途の需要拡大に対応するため、フルオロエラストマー(FKM)の生産増強を決定しました。ハイブリッドおよび低公害内燃機関(ICE)を搭載した自動車と半導体産業での設備投資が今後の堅調な需要拡大を推進する鍵と考えています。

最近、中国の常熟市に新しく増設された最新鋭のFKMプラントにより、ソルベイの生産能力が大幅に強化され、これまで米国、ヨーロッパ、およびアジアでの需要拡大に対応することができました。またお客様の今後拡大する需要に対応するために、常熟市およびイタリアのスピネッタ・マレンゴにあるソルベイの拠点において、FKMパーオキサイド加硫およびFKMビスフェノール加硫3元系グレードの生産増強を予定しております。これによりテクノフロン® FKMの生産能力は2019年第4四半期までに約30%増強される見込みです。

「当社では、このような独自の戦略的な生産および供給により、最も製品を必要としている地域への供給を増強することができます。ひいては、当社の定評ある安定供給を維持することができ、その結果として、お客様の需要に完全に対応することができます。」と、Specialty Polymers global business unitのPresidentであるMike Finelli氏は述べています。

ソルベイのテクノフロン® 製品群のフルオロエラストマーおよびパーフルオロエラストマーは、比類なき使用温度範囲、耐薬品性、および高純度と長期使用を必須とする最も過酷な環境下での信頼性の高い性能に定評があります。これらは、多種多様な流体、潤滑剤、燃料、薬品、添加剤に適合し、自動車、航空宇宙、化学産業、石油・ガス、半導体、エネルギー市場における高活性化学薬品および高温環境下の要求の厳しいシーリング用途での使用を目的として設計されています。代表的な最終用途として、Oリング、シール、ガスケット、複雑な成形加工品があります。

® テクノフロンはソルベイの登録商標です。