日本・東京 – 2016年4月25日 – 高度なポリアミドソリューションのグローバル・リーダーであるソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスは、アジア地域における顧客の用途開発を支援するため、中国・上海に新しくアプリケーション・テスト・ラボ「APT®(Application Performance Testing)センター」を設立することを明らかにしました。このAPT®センターは欧州地域以外で初めて設立されるもので、自動車、一般消費財および電気用途など、ソルベイのポリアミド材料Technyl®を用いたアプリケーションの開発と検証を加速するもので、2016年末の稼働開始を予定しています。
ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックス、ゼネラルマネージャーのピーター・ブラウニングは、「上海における専用施設の設立は、中国をはじめとするアジア地域の顧客に向けたソルベイのサポート体制を強化するものであり、これによって同地域の顧客に最適なサービスを提供することができます。」としており、また、「この重要な投資は、当社の欧州における最先端の研究開発機能を補完すると共に、当社事業活動の40%以上を占めるアジア地域の顧客に対して、緊密なサポートの提供とTechnyl®材料の最適な利用を促進するものです。」と話しています。
「APT® Technyl® Validation」とは最も要求の厳しい業界規格を満たすために必要となる、幅広い部品試験を提供できる高い品質と柔軟性を備えたサービスのことです。ほとんどのソルベイのベンチテスト機は、自動車メーカーや大手部品サプライヤーとの緊密な協力体制の下で開発およびカスタマイズされています。フランス・リヨンのTechnyl®イノベーションセンター内にあるAPT®ラボには、金属代替、熱管理(温度調節システム)や流体バリア(タンク・管)といったアプリケーションの部品テストに対応する各種装置が備えられています。特に、冷媒(エチレングリコール)とオイル循環設備、構造用途向け油圧試験機、オイルセパレーター、空圧パルス装置(最高230°C)、温度範囲-35°Cから+180°Cの振動試験機などです。
上海の新たなラボを開設するに当たっては、まず最初に金属代替アプリケーションに向けた装置が導入される予定です。その後、熱管理や流体バリアに向けた装置の追加導入が予定されています。
APT® Technyl® Validationは、ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスが提供する包括的かつ高度なサービスの一部であり、独自のCAEシミュレーション機能のMMI Technyl® Designサービスと、3Dプリント技術のSinterline® Technyl® Prototypingも含まれています。
ソルベイでは、4月25日から28日まで上海の新国際博覧中心で開催されるChinaplas 2016(ブースNo. N1A01)において、新しいAPT®センターについての紹介を予定しています。
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