[東京/米セントルイス] 2012年5月23日 – 合わせガラス用PVB(ポリビニルブチラール)中間膜の製造・販売における世界最大手メーカーである米ソルーシア社(NYSE:SOA)の日本法人・ソルーシア・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、社長:福岡武彦)は、5月23日~25日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2012(ブースNo:M28)」に出展し、2012年度フロスト&サリバン新製品イノベーション賞を受賞した太陽熱吸収PVB中間膜「セーフレックス® Sシリーズ」、遮音中間膜「セーフレックス® Qシリーズ」および最新の「XIR®」反射フィルム製品を展示紹介する。
また同社ブースでは、セーフレックスSシリーズ中間膜およびXIR反射フィルムによる太陽熱低減効果に加え、セーフレックスQシリーズを用いた自動車グレージングの遮音効果を体感できるデモンストレーション展示を予定している。
ソルーシアのアドバンストインターレイヤー部門で日本・韓国担当リージョナルマネージャーを務める小山大介は「人とくるまのテクノロジー展は、国内OEMのお客様に対して、セーフレックスやXIRなどの先進中間膜技術が自動車グレージングにもたらす重要な利点について直接お話させて頂ける貴重な機会です。XIR反射フィルムやセーフレックスの太陽熱吸収中間膜および遮音中間膜は、電気自動車の走行可能範囲の拡大、ノイズ・振動・ハーシュネス(NVH)低減や搭乗者の快適性向上といった様々なメリットを提供する製品です。」とコメントした。
また、ソルーシア、アジアパシフィック地域セーフレックス自動車マーケットディベロプメントマネージャーのダニー・フーは「セーフレックスの先進的な太陽熱吸収中間膜およびXIR反射フィルムは、太陽光による車内温度の上昇を抑制することで搭乗者により快適な車内環境を提供します。これにより快適な車内温度の維持に必要な空調システムのエネルギー消費が抑えられるため、自動車設計においてはより小型かつ軽量の空調システム導入が可能になると共に、電気自動車においては走行可能距離の延長にも貢献します。」とコメントした。
セーフレックスQシリーズ遮音中間膜は、自動車グレージング用途において快適さと軽量化も実現する。自動車内で感じるノイズの最大原因は窓を通して伝わる風切り音や路面ノイズであり、これらは車内で使用するオーディオやハンズフリーシステムの使用感を著しく低下させ、またドライバーの疲労を増す要因にもなる。最新のセーフレックスQシリーズ遮音中間膜を用いた合わせガラスは、フロントガラスの重量を増加させることなく車内騒音の低減が可能である。従来のフロントガラスをセーフレックスQシリーズ遮音中間膜を用いたガラスで代替することで最大3デシベルのノイズ低減が可能となる。
XIR反射フィルム、セーフレックスSシリーズおよびセーフレックスQシリーズ技術を採用した自動車用ラミネートガラスは、殆どの内燃機関(ICE)採用車両において車内環境の快適性、燃費、CO2排出量を低減する中間膜ソリューションである。ソルーシアの自動車グレージング用中間膜製品は、フロントガラス、サンルーフ、リアウインドウおよびサイドウインドウ用途に利用可能である。カタログ、技術データなど製品に関する詳しい情報については、同社ウェブサイトwww.saflex.comを参照。
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