2014年4月30日 – 欧州最大のソーラーパネル製造会社であるREC Solarの日本法人であるRECソーラージャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:関口 剛、以下REC)は、日本市場における販売代理店の開拓および強化のため「パートナープログラム」を導入することを明らかにした。RECパートナープログラムは既に欧州で実施されており、産業別にそれぞれの分野に特化した優秀なパートナーを獲得し実績を上げている。RECは、買い取り価格が11%引き下げられたものの、日本の太陽光市場の将来性を確信しており、2014年度RECで生産するソーラーパネルの約25%を日本向けに出荷する計画を立てると共に、日本市場において強固なパートナーシップとネットワークの構築に注力する方針である。
RECソーラージャパン代表取締役の関口は、「私たちはRECパートナープログラムの日本導入に大変期待しており、既にいくつかの企業様から好意的な反応をいただいています。日本市場においてRECは長期的なパートナーシップ、革新的な製品、品質および信頼性を提供し、パートナーと当社の双方にとって良好なパートナー関係を築き上げて参ります。」とコメントした。
RECパートナープログラムは急速に変化する太陽光エネルギー関連市場において長期的な提携関係構築を推進するものである。このパートナープログラムでは、国ごとに数社のみをパートナーに選定しているため、パートナー企業の競争力強化に大きく貢献する。
また、パートナーの社名はRECパートナー検索システム(REC Partner Locator)に登録され、パネル設置業者から見つけられ易い環境を提供する。RECの特別トレーニングを完了したパートナーには、RECソーラープロフェッショナルと呼ばれる認定設置業者を指名する権限が与えられる。RECソーラープロフェッショナルの資格を持った設置業者は、REC製ソーラーパネルの保証期間が2年間延長される。このプログラムにより、RECは製造から設置まで一貫した高品質体制を強化することができる。さらに、日本語化されたパートナー専用のウェブサイトを利用することで、配送状況の確認、マーケティング資料やトレーニング用資料のダウンロード、技術サポートなどを受けることができる。パートナーはプラチナもしくはゴールドの資格を得ることができ、プラチナパートナーにはさらなる特典が提供される。
日本市場は製品に高品質を求めるユーザーが多いことから、RECではパートナープログラムの導入が適切と判断した。日本市場における太陽光発電の累積容量は2013年に14GWを超えている。2014年および2015年については年間9-10GWの成長が見込まれており、今後の太陽光市場は商業施設への導入が進むことで、2013年の3-4GWから2014年には4-5GWに成長すると予測されている。また日本では、固定価格買い取り制度の11%引き下げが承認され、2014年4月から20年間の買い取り価格が1kw/hあたり32円となった。RECでは、買い取り価格引き下げ後も2年間は太陽光ブームが継続するものと想定している。