日本・東京、2022年12月19日 – 産業用通信およびネットワーキングのリーダーであるMoxaは、Modbus TCP/RTUからAzure、AWS、MQTTクラウドへのデータ変換や転送をサポートし、ITとOTの融合を加速するIIoTゲートウェイ「AIG-100シリーズ」を発表しました。
デジタルトランスフォーメーションとサステナビリティは、今日のビジネスに欠かせない2大目標となっています。例えば、エネルギー企業では、リアルタイムのデータをリモートのエッジデバイスからクラウドアプリケーションにシームレスに送信可能な、信頼性が高く効率的なシステムを必要としています。Moxaの新しいAIG-100シリーズは、太陽光エネルギーや電力貯蔵システムなどの分散型エネルギー源アプリケーションを主な対象として開発されたIIoTゲートウェイであり、最小限の総所有コストでIIoTの目標達成に貢献します。
OTシステムとITシステムのギャップを埋める高性能ゲートウェイ
IIoTシステムにとって避けられない課題は、ほとんどのエッジデバイスが遠隔地や、アクセスが難しい場所、無人の場所にあることです。また、ビジネスオーナーにとって重要な点は、リモートサイトから収集されたデータを特定および処理してクラウドアプリケーションに送信し、それによって得られた情報を基に、資産の管理やビジネス上の意思決定を正確かつ戦略的に行うことです。Moxa AIG-100シリーズIIoTゲートウェイはトラフィック監視や診断などの機能を内蔵している上、IT(Azure、AWS、MQTT)とOT(Modbus)のどちらのプロトコルについても通信障害の監視やトラブルシューティングが可能なことから、運用技術(OT)と情報技術(IT)のギャップを解消することでITとOTの融合を加速します。また、AIG-100シリーズIIoTゲートウェイにはプロビジョニングツールとデバイス管理サービスが付属しているため、ビジネスオーナーはリモート環境からゲートウェイを簡単にインストールおよび管理でき、ダウンタイムの大幅な短縮と運用効率の向上を実現できます。
複雑な設定操作を無くし、数クリックでOTデータを利用可能に
IIoTアプリケーションのデータ収集には、使いやすく効率的なソリューションの採用が重要です。AIG-100シリーズは、Moxa UPortおよびioLogikデバイスとシームレスに統合しているため、複雑なドライバのインストールやセットアッププロセスが不要で、I/Oやシリアル拡張におけるプラグアンドプレイのようなインストールを実現します。さらに、AIG-100はノーコードでデータ処理ができ、追加のプログラミング作業が不要なため、ユーザーは直感的なUIを使用してOTデータを簡単に処理することが可能です。
AIG-100シリーズの主な特長
- Modbus TCP/RTUからAzure、AWS、MQTTクラウドへのデータ変換および転送をサポート
- 組み込みのネットワークトラフィック監視および診断ツールで容易にトラブルシューティングを実施
- データ損失を防ぐストアアンドフォワードおよびデータロガー機能をサポート
- Moxa ioLogikおよびUPortデバイスとのシームレスな統合によって、I/Oおよびシリアルインターフェースを容易に拡張
- データ処理機能が内蔵されているため、プログラミング作業が不要
MoxaのAIG-100シリーズIIoTゲートウェイの詳細については、製品ページをご覧ください。