台湾、台北、2019年8月23日 – 産業用通信およびネットワーキングのリーディング・カンパニーであるMoxaは、シリアル・デバイス・サーバ「NPort IA(W)5000A-I/Oシリーズ」とシリアル・プロトコル・ゲートウェイ「MGate 5105-MB-EIPシリーズ」に、新たなクラウド接続機能を搭載したことを発表しました。このたび追加された新しいコネクティビティ・ソリューションは、シリアル、I/O、Modbus、EtherNet/IPといった多様なフィールド・データを収集し、標準的なMQTTプロトコルを介してMicrosoft Azure、Alibaba Cloudをはじめとする各種のパブリック・クラウド・サービスやプライベート・クラウド・サービスに送信可能な新機能です。この機能により、ユーザーはシリアル・デバイスをIIoTアプリケーション向けのクラウド・システムへ容易に接続できます。また本ソリューションには、直観的なユーザー・インターフェースと使いやすい機能も備わっており、エンジニアがセットアップから本稼働までの作業を楽に進めることができます。
このたび追加された新機能は、今後出荷されるNPort IA(W)5000A-I/OシリーズおよびMGate 5105-MB-EIPシリーズに搭載されます。また既に同製品シリーズを利用中のユーザーは、Moxaのウェブサイトからファームウェアのアップデートプログラムをダウンロード(無料)し、製品にインストールすることで新機能を利用できます。
さまざまなOTから、さまざまなクラウドへ
MoxaのNPort IA(W)5000A-I/Oシリーズはシリアル・データやI/Oデータを、MGate 5105-MB-EIPシリーズはEtherNet/IPデータやModbus RTU/TCPデータをそれぞれ収集し、Microsoft Azure、Alibaba Cloudなどのパブリック・クラウド・サービスやプライベート・クラウド・サービスに向け、標準的なMQTTプロトコルを介して送信します。
現場とクラウドを簡単に接続
Moxaのシリアル・デバイス・サーバとシリアル・プロトコル・ゲートウェイは直観的なユーザー・インターフェースを備えており、少ない手順で容易に設定を完了することができます。さらにこのソリューションは、デバイスを簡単かつ即座にクラウドへ接続できるよう、ユーザーが接続に関する問題を特定するために役立つ診断ツールもサポートしています。
不安定な接続によるパケット・ロスを防止
Moxaの新しいコネクティビティ・ソリューションはコネクション・ロス・バッファーをサポートしており、接続が不安定な時には、フィールド・デバイスから送られてくるデータを待ち行列として管理するキューイング処理を実行します。これによりキューイングされたデータは、接続が正常に戻った際に送信されるため、接続が不安定な際のパケット・ロスを防ぐことができます。
詳細について
Moxaのシリアル・デバイス・サーバNPort IA5000A-I/OシリーズとNPort IAW5000A-I/Oシリーズ、そしてプロトコル・ゲートウェイMGate 5105-MB-EIPシリーズの詳細については、Moxaのサイト内のページをご覧ください。