2020年7月14日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:李 在薰)は、誤嵌合および端子脱落の防止機能を備えた電線対基板用コネクター「L1NK(リンク)コネクターシステム」に、2.50mmピッチ(L1NK 250)および3.00mmピッチ(L1NK 300)製品を追加しラインアップを拡充しました。
モレックスのL1NKコネクターシステムは、ヘッダー、レセプタクル、圧着端子、TPAから構成された電線対基板用コネクターシステムです。L1NKコネクターのレセプタクル側に装着するTPA機構は、レセプタクルに装着したワイヤーハーネスの端子部分を所定の位置に固定することで端子の脱落を防止し、ヘッダーとの確実な接触信頼性をもたらします。
このたび追加されたL1NK 250コネクターは電流定格6.5A、L1NK 300コネクターは電流定格11.0Aで、コネクター底部にモールドペグを備えています。このモールドペグによって、組立作業時に基板上でコネクターの位置合わせが可能となり、基板上でのコネクターの安定性を提供します。また本製品は、ピッチのバリエーションを3種類(0.25mm、3.00mm、3.96mm)揃えることで、様々な要件のアプリケーションに幅広く対応が可能です。
L1NKコネクターシステムの主な特徴
- 極性キーによる誤嵌合の防止
- クリック音で嵌合を確認できるポジティブロック機構
- V-0難燃性およびグローワイヤー対応の樹脂を用いることで、燃焼性(UL規格)・着火性(IEC規格)に関する国際的な規格に適合
- 260°Cのリフロー処理に利用可能なリフロー対応ヘッダー
本コネクターは、洗濯機、乾燥機、冷凍庫、ゲーム機、プリンター、冷蔵庫、スキャナー、防犯システム、自動販売機、白物家電などの民生機器、ルーター、スイッチ、サーバー、ストレージなどの通信/ネットワーク関連機器、診断装置、患者監視装置などの医療機器、ハーネス製造、非防水アプリケーション、車内機器、充電スタンドなどの自動車機器、食品飲料業界、組立ライン機器などの産業機器といった幅広い用途に適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.japanese.molex.com/link/L1NK.htmlをご覧下さい。