2018年10月29日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、必要な極数に応じて複数ヘッダーを連結可能(スタッカブル)なハウジング設計が特徴のSLモジュラーコネクターシステムに、従来の電線対電線用に加えて、電線対基板用ヘッダー製品を追加し、製品ラインアップを拡充しました。
モレックスのSLモジュラーコネクターシステムは、スタッカブルなハウジング設計に加えて、TPA(ターミナル位置固定機構)およびCPA(コネクター位置固定機構)を採用することで嵌合の信頼性を向上し、過酷な振動環境下でのコネクター外れを防止可能なコネクターシステムです。
新たに追加された電線対基板用ヘッダーは、極数3~12極のストレート型と、2~25極および2~12極のライトアングル型が取り揃えられています。またハウジングの素材に高耐熱性液晶ポリマー(LCP)を用いているため、リフロープロセスによる実装が可能です。
SLモジュラーコネクターシステムの主な特徴
- TPA(ターミナル位置固定機構)によって高振動環境における端子の脱落を防止
- CPA(コネクター位置固定機構)によって高振動環境での電線対基板嵌合面の外れを防止
- 高耐熱性液晶ポリマー(LCP)製ハウジングによってリフロープロセスに対応
- 端子に2つの独立した接点を設けることで冗長性を備えた2次電流経路を提供し、長期的な電気的性能と信頼性を向上
- 終端スタイルにディスクリートワイヤー圧着、FFCおよびIDTが利用可能
- 端子ピッチは54mmで、モレックスのC-GridおよびKK製品シリーズと互換性を持ち、幅広い設計ニーズに対応
本コネクターは、コンピュータ周辺機器やコピー機、空調設備、モデムプリンター、スキャナーなどの民生機器用途、エアバックセンサーやインテリア照明、サウンドシステム、ステアリングコントロールなどの自動車用途、ポータブル医療機器用パネルディスプレイや歯科用機器、呼吸器などの医療機器用途に適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/slmodular.html をご覧下さい。