2018年10月10日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、極性キーおよび豊富な色展開によって、民生機器、白物家電、産業、医療用途における半嵌合、誤嵌合を防止する「CP-3.3電線対電線用コネクターシステム」を発表しました。
民生製品および産業用製品開発者は、嵌合ペアを迅速かつ簡単に識別できる確実な相互接続システムを必要としています。モレックスのCP-3.3電線対電線用コネクターシステムは、色分けされたハウジングによって嵌合の組み合わせを識別でき、同じ色でないと嵌合ができません。さらに、独自の極性キー機能によって、誤嵌合時にはリセプタクルがヘッダーに嵌合できない仕組みになっています。
こうした機能により、ユーザーは同じ基板に対して、同じ回路サイズの複数コネクターを使用しても間違えて嵌合することはなくなります。色分けされているため適切な嵌合コネクターを識別しやすく、組み立てを高速化でき、加えて、組立時の誤嵌合を防ぐことで品質関連のコスト低減にも寄与します。
CP-3.3電線対電線用コネクターシステムは、1列および2列構成の製品がラインアップされており、ハウジング色は、ナチュラル(クリーム)、黒、赤、黄、青、桃、緑、橙、紫の最大9色(製品タイプにより異なる)から選択できます。
CP-3.3電線対電線用コネクターシステムの主な特徴
- 慣性ロック機能を備えたリセプタクルハウジングによって、半嵌合を防止し、低挿入力で完全なロックを実現すると共に、明確に聞こえるクリック音で嵌合を確認可能
- 各端子を確実かつ完全に挿入するTPAリテーナーを提供
- 端子は、ケーブルサイズAWG18番―22番向け、AWG22番―28番向けの2種類を用意
本コネクターシステムは、空調装置、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などの家電用途、フィットネス、ホームエンターテイメント、ホームセキュリティなどの民生品に加えて、オートクレーブなどの医療機器用途に適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/cp33.html をご覧下さい。