2018年1月26日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、高い実装密度と高速デジタル信号特性(SI)を特徴とするバックプレーンコネクターシステム「Impact zX2」を発表しました。
Impact zX2は最大28 Gbpsのデータ伝送速度を可能にし、モレックスの標準Impactヘッダーと下位互換性を備えたバックプレーンコネクターシステムです。このためImpactコネクターのユーザーはImpact zX2を利用することで、既存の設計を維持したままデータ伝送速度の高速化を図ることができます。
またImpact zX2では、標準Impactバックプレーンコネクターよりも小型のプレスフィットピン(0.36 mm)を使用することで、基板フットプリントを最適化すると共にインピーダンスを低減することでシステムの信号特性(SI)を向上しています。
Impact zX2バックプレーンコネクターシステムの主な特徴
- 既存のImpactバックプレーンコネクターと同じ嵌合インターフェイスを採用し下位互換性を持つため、Impactインフラストラクチャへの投資が無駄にならない
- 信号ピン側の公称インピーダンスは95Ωで、システム全体におけるインピーダンスの不整合を低減
- コモングラウンド構造を採用しクロストークを最小化することで、近端クロストーク(NEXT)のマージンを増加
Impact zX2バックプレーンコネクターシステムは、ハブ、ルーター、スイッチや電話局および携帯電話インフラなどの通信アプリケーション、サーバーやストレージシステムなどのデータネットワーキング機器、航空宇宙や防衛機器分野で用いられる産業機器といった用途に適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/impact.html をご覧下さい。