2016年12月1日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社（本社：神奈川県大和市、社長：梶 純一）は、非防水型の小型電線対基板コネクターの「Mini50™非防水コネクターシステム」に極数の異なる5製品を追加し、製品ラインナップを拡充した。Mini50非防水電線対基板システムは、より小型のピンおよび端子を利用することにより、狭いスペースへの実装を可能にし、また同時にコスト低減、性能保持、安全性と信頼性を提供する。
モレックスのMini50は業界最小の自動車用途向け非防水コネクターシステムであり、現在広く利用されている0.64mmコネクターよりも小さい電線サイズを圧着および処理することが可能である。このためUSCAR0.64mmコネクターと比べて約50%の省スペース化を実現すると共に、全体的なハーネス重量の削減およびコストの低減化に貢献する。
今回モレックスは、これまでの4／8／12極製品に加え、16／20／24／34／38極バージョンを追加した。このうち4から24極までの製品は、非防水運輸車両環境に向けた0.5mmターミナルシステムとしてUSCAR（米国自動車研究協議会）が唯一承認する050インターフェースに対応している。
Mini50非防水コネクターシステムの主な特徴
- 従来のUSCAR規格対応64mmコネクターシステムよりパッケージサイズを約50%縮小（前面面積比）
- ハウジングに耐熱樹脂を用い、モレックス仕様ES-40000-5013による赤外線およびウェーブ鉛フリー表面実装に求められる最高温度260°Cまで対応
- 電線サイズの小型化が可能なため、重量、スペース、コストの低減が可能
- 独立したセカンダリーロック（ISL：Independent Secondary Lock）機構をリセプタクル・ハウジングに一体成形したことで、組立コストを節減
- CTX50ターミナル電線グリップ設計を採用し、電線サイズを小型化しても保持力を維持
本コネクターシステムは、自動車や各種輸送機器におけるスイッチ、照明、HVAC、カメラ／センサー、ミラー、ナビゲーション、ラジオなどの接続用途に適している。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/mini50.html をご覧下さい。