日本モレックス、CIP Safety技術を採用した過酷環境向けIOモジュール「Brad® EtherNet/IP CIP Safety HarshIO」を発表

2016年8月26日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、産業用コントローラーとIO機器との高い接続信頼性を実現するBrad® HarshIOモジュールの新製品として、最高レベルの安全基準に対応するCIP Safety技術を用いた「Brad EtherNet/IP CIP Safety HarshIO」を発表した。

Brad® EtherNet/IP CIP Safety HarshIOモジュール

Brad® EtherNet/IP CIP Safety HarshIOモジュール

モレックスのBrad EtherNet/IP CIP Safety HarshIOは、IP67規格に準拠し、水分、ほこり、振動が発生する恐れがある過酷環境下のセンサーやアクチュエーターと、EtherNet/IP™上の産業用セーフティコントローラーとの接続用途に向けて設計されたIOモジュールである。本製品は、安全規格IEC61508のSIL3およびISO13849-1のCat4/PLeに対応するCIP Safety技術が採用されており、最高レベルの安全基準を備えている。

Brad EtherNet/IP CIP Safety HarshIOは、ハウジング幅が60mm(全体サイズ:高235mm x 幅60mm x 奥46mm)という小型設計が採られており、スペース要件の厳しい自動組立ライン用途に適している。また本IOモジュールには、安全入力12口および安全機器用出力4口(1A)または、安全入力12口および安全バイポーラ出力2口(2A)の2バージョンがラインナップされている。

Brad EtherNet/IP CIP Safety HarshIOの主な特徴

  • イーサネットメディア冗長性およびデイジーチェーン配線が可能なため、設定および運用が簡素化できると共に、複数のイーサネットスイッチが不要となりコスト低減に寄与
  • 最高Cat4/PLeまでの安全基準を備えた設計によって、シングルおよびデュアルチャネルの安全IO機器配線に対応
  • 自己モニタリングおよび診断結果のLED表示機能を搭載した安全設計を採用しており、製品の継続使用期間は20年以上を想定

本IOモジュールは、高速機械、CNCマシン、食品・飲料加工機械、射出成形機といった産業機械用途のほか、自動車組立ライン、産業ロボット、マテハン、包装機器などのFA用途に適している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/harshio.html をご覧下さい。

CIP(Common Industrial Protocol)およびEtherNet/IPは、Open DeviceNet Vendor Association(ODVA)の商標です。