2016年8月24日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社（本社：神奈川県大和市、社長：梶 純一）は、1つのコネクターに2種類のメモリーカードを搭載可能なスタック（重ね入れ）タイプのメモリーカード用コンボコネクターに、プルレバー式のカード取り出し機構を採用した製品を追加し、ラインナップを拡充した。
プルレバー式のメモリーカード用コンボコネクター
このたび追加されたコンボコネクターは、microSD/nano-SIMに対応する「104239」と、microSD/micro-SIMに対応する「104642」の2製品である。両製品とも検出スイッチを標準装備し、カードの取り出しにプルレバー方式を採用したメモリーカード用コンボコネクターであり、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル機器用途に適している。
モレックスのメモリーカード用コンボコネクターは、2種の異なるカードを重ねて同方向に挿入して利用する。このため2種のカードを1つのコネクターで対応でき、効率的なPCBレイアウトを可能にすることで、機器内の省スペース化に寄与する。これまでカードの取り出し方法には、カードを挿入方向に押し込むと反対方向に飛び出すプッシュプル式が使われていたが、今回新しく、取り出し方向に移動させたカードを斜め上方向に引き抜くプルレバー式の製品が追加されたことで、モバイル機器に求められる多様な設計ニーズに対応でき、ユーザーによる取扱いも容易になる。
メモリーカード用コンボコネクターの主な特徴
- 電源切断やバッテリーを取出すことなく、microSDカードを挿抜可能
- アンチスタッビングコンタクト端子設計を採用することで、コンタクトの座屈を防止しスムーズなカード挿抜が可能
- カード挿入部に極性を設け、カードの誤挿入を防止
- microSDカードがmicro-SIM用スロットに誤挿入された際、microSDカードが取り出せなくなることを防ぐカード詰まり防止設計を採用
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/microsdcombo.html をご覧下さい。