MediSpec™医療用プラスチック製丸型（MPC）コネクターシステム
2016年1月12日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社（本社：神奈川県大和市、社長：梶 純一）は、生体情報モニターなどの医療機器に向けて「MediSpec™医療用プラスチック製丸型（MPC）コネクターシステム」を発表した。
MediSpec医療用プラスチック製丸型コネクターシステムは、小さな挿入力で接合可能な独自のLFH（Low Force Helix）コンタクトシステムを活用することで、高信頼性の電気接触、10,000回の嵌合を実現する。また標準オスプラグとパネルマウントのメスレセプタクルに医療用グレードの軽量プラスチック製ハウジングを採用しているため、オートクレーブ、EtO、ガンマ、ケミカルといった医療用滅菌プロセスに利用できる。
本コネクターシステムはロックスリーブを利用したスライド式のロッキング機構が利用でき、シンプルなプッシュプル嵌合のため手術用手袋の着用時でも挿抜が容易である。ラッチロック製品のケーブル抜去力は85N以上でANSI/AAMI EC53仕様に準拠し、ロックなし（パッシブラッチ）製品は15～20Nである。
MediSpec医療用プラスチック製丸型コネクターシステムの主な特徴
- プラグとレセプタクルの両方が密封済みコンタクトインターフェース（ピンフィールド）のため、ワイヤー終端処理時にコンタクトゾーンへのフラックス侵入および現場使用時のピンフィールドを通じた侵入を防止
- 嵌合時における異物侵入保護能力はIP64規格に適合
- 代替インターフェース技術とハイブリッドソリューションを用いたモジュール型製品のため、光ファイバー、RF、電力、流体、エア接続といった将来的な機能追加にも対応可能な高い柔軟性
- 設計から生産までの総合的なケーブルソリューションをISO13485認定取得施設で実施しているため、ケーブルアセンブリーのカスタマイズにも対応可能
本コネクターは外科用計装機器をはじめ、電気生理機器、治療機器、患者モニタリング、画像、歯科、センサーといった医療機器のほか、計装、試験・計測、アビオニクス、データ収集、アミューズメント機器などの用途に適している。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/medispecmpc.html をご覧下さい。