日本モレックス、 最大10,000回の挿抜耐久性を発揮する 「CyClone電線対電線コネクター」を発表

CyClone電線対電線コネクター

CyClone電線対電線コネクター

2015年11月2日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶純一)は、同社SL™シリーズコネクターとの組み合わせによって、最大10,000回の挿抜耐久性を発揮する電線対電線コネクター「CyClone」を発表した。モレックスのSLシリーズコネクターは独自のレセプタクル技術を採用し、高い嵌合性能を発揮するポジティブロックや、必要な極数に応じて縦横に並べて使えるスタック(蟻継ぎ)可能なハウジング設計が特徴である。

SLシリーズコネクターは高頻度な挿抜を想定した製品ではないため、単独使用した場合の嵌合サイクル数は少ないが、これをCyCloneに装着し、嵌合することで非常に高い挿抜耐久性を実現する。

CyClone電線対電線コネクター

またCyCloneは、プリンタやコピー機の用紙トレーといったパネル部への取付が可能なため、SLシリーズコネクターをパネルマウントに対応したコネクターシステムに機能拡張できる。用紙トレーなどのパネル部に利用されるコネクター(ドロワーコネクター)は、パネル開閉時に本体との接続部分で頻繁な挿抜が求められることから、SLシリーズコネクターとCyCloneの組み合わせはこうした用途に適したソリューションとなる。

CyClone電線対電線コネクターの主な特徴

  • 高頻度な挿抜が求められる用途でSLシリーズを利用しているユーザーは、容易にCyCloneの導入が可能
  • 雌雄同体コネクターのため、ユーザーの在庫低減による省コスト化に貢献
  • CyCloneコネクター内部に搭載されたポジティブロック機構により、高振動環境下での嵌合維持力を確保

本コネクターは、プリンタやコピー機などの民生機器をはじめ、ハブやサーバーなどのテレコミュニケ-ションネットワーク、電子機器の製造装置やオートメーション機器といった産業分野での利用に適している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/cyclone.html をご覧下さい。