2014年10月2日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、配線間隔が0.20mmと超狭ピッチで、低背(0.95mm)かつ奥行も3.00mmと非常にコンパクトな「0.20mmピッチFPCコネクター」を発表した。
モレックスの0.20mmピッチFPCコネクターは、スマートホンやデジタルカメラといった実装面積の省スペース化が求められる携帯機器に最適である。
本コネクターには、ボトムターミナルがケーブルの動きに追従して可動するスプリングターミナル設計が採用されている。このためケーブルが上方向または下方向に引っ張られた場合にも優れた接触保持力を発揮し、ケーブルパッドと端子の間で確実な電気接続を維持することができる。
また0.20mmピッチFPCコネクターは、コネクターの上下両面に接点を設けたデュアルコンタクト(両面接触)設計が採り入れられている。これにより、上面および下面接触の両方に対応でき、トップおよびボトムマウントタイプの同種または異なるコネクターとの嵌合が可能な設計柔軟性を発揮する。
0.20mmピッチFPCコネクターの主な特徴
- ハウジングと半田テールの間に設けた隙間により、フラックス上がりを防止
- ハウジング材料に低ハロゲン素材を採用し環境要件に適合
- 高密度環境での取扱いが容易なBackFlip™ アクチュエーターを備え、携帯機器の設計に最適
- ハウジング下のパターン禁止エリアが不要なため、PCBパターン設計時の制約が無い
本コネクターは、スマートホンや携帯電話をはじめ、タブレットPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯式ナビゲーション機器、携帯式ゲーム機器、ノートPCなど、高密度実装が求められるIT機器などの用途に適している。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/product/smt_ffc-fpc.html をご覧下さい。