日本モレックス、高電力スイッチングおよび過酷環境用途に向け 「Woodhead® MAX-LOC® Plus」シールドコードグリップアセンブリーを発表

有害ノイズの影響を低減、容易な取付により作業負荷を軽減

Woodhead® MAX-LOC® Plus

Woodhead® MAX-LOC® Plus

2014年2月24日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、ニッケルめっきを施したアルミ製ハウジングとシールドリングを採用し、電磁干渉(EMI)および無線周波数干渉(RMI)に対して優れた遮蔽性を発揮するシールドコードグリップアセンブリー製品「Woodhead® MAX-LOC® Plus」を発表した。

本アセンブリーは、外付けのエンクロージャーを通して高出力の電線ケーブルを各機器に直接つなぐことができ、取付工程の簡素化が図れることから多量な機器への導入時やコストが重視される用途に適している。また本製品はIP67およびIP69K等級に対応しており、産業オートメーション、航空宇宙・防衛、代替エネルギー、商用車などの過酷環境における高周波スイッチモードパワーサプライ(SMPS)に最適である。

モレックス、プロダクトマネージャーであるトニー・クエッベマンは、「電子機器から発生するノイズは、特に過酷環境において、近接した電力系統や無線接続に対してシステム障害を引き起こす原因となります。たとえば商用車メーカーでは、より低コストで、舗装路と未舗装路の両用途において、高い耐久性を持つシールドおよび密封グランドが求められています。MAX-LOC Plusは、これらに求められる要件を上回る性能を発揮します。」とコメントしている。

MAX-LOC Plusアセンブリーは、他のモレックス製品が様々な特性を一つのソリューションに盛り込んだもので、従来の業界標準製品に比べコストおよび作業工程を軽減することができる。

Woodhead MAX-LOC Plusの主な特徴

  • グリップボディ内部のカットアウェイ設計:
    予め組み立てたハーネスや予め圧着したラグが障害なくスムーズに設置可能で、組立や現地での整備工程を簡素化
  • 通常のフィンガーコンタクトとは異なる、テーパー(円錐)状の密封リング:
    低接触抵抗と確実な接地を可能することで堅牢かつ信頼性の高い接続を実現
  • 内部に設計したくさび型グロメット:
    防水および防塵性能に優れ、222.4Nの引張力に耐えるケーブル保持力
  • コンプレッションナットと止め輪:
    高振動環境下でケーブルグランドの固定を維持

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/maxlocplus.html をご覧下さい。