低背で高電流に対応し、信頼性の高い嵌合保持を実現
2013年10月4日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、省スペース化と確実な嵌合保持が求められるFA機器、カーエレクトロニクスやネットワーク機器といった用途に向け、嵌合高さが2.00mmと低背で、高電流に対応し、信頼性の高いロック機能を備えた1.50mmピッチ電線対基板用コネクター「Pico-Lock™」を発表した。
Pico-Lock電線対基板用コネクターは、1.50mmピッチで3.0Aの高電流に対応することに加え、独自のサイドポジティブロック機構によって低背サイズを実現している。またPico-Lockは、嵌合を目視確認できるフリクションロックに加え、ヘッダーを含めたハウジング全体をカバーする幅広で堅強な半田タブを備えている。これにより、確実なPCB保持と挿抜における機械的な安定性を向上し、信頼性の高い嵌合保持性能を提供する。
通常、Pico-Lockの様な小型薄型のシステムはサイズの小ささから嵌合作業に手間がかかっていたが、本システムはハウジング上に設けられたガイドリブによって正しい極性で容易に嵌合できる。
Pico-Lockの主な特徴
- 6、7、8、10極の製品が利用可能
- RoHS準拠および低ハロゲン材料を使用
- コンタクト部に金メッキを採用することで、耐久性と電気性能の信頼性を向上
本システムは、スマートメーターやファクトリーオートメーション、電源供給、監視やセキュリティといった商業および産業用途をはじめ、ノ-トブックやタブレットなどのPC用途、インフォテイメントや車内エレクトロニクスなどの自動車用途、PCやTVなどのLED/LCDディスプレイ用途、ワイヤレスモデムなどのネットワーク/テレコミュニケーション用途、LEDランプや変換器などの照明用途、ゲーム機器用途など多様な分野に適している。
詳しい情報は、 www.japanese.molex.com/link/picolock.html をご覧下さい。