2013年4月9日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、スマートフォンやデジカメなど部品設置スペースが限られる用途に向け、奥行き2.85mmとコンパクトな0.3mmピッチFPCコネクター「503566」を発表した。本製品は同社の0.3mmピッチ製品の中でも最も奥行寸法が小さいFPCコネクターである。
503566 FPCコネクターには、フロントフリップタイプのEasy-On?アクチュエーターなど、モレックスの他のFPCコネクターで実績のある機能を採用している。さらに、改善および新たな機能を付加し、より安定した嵌合機能と確実な接続保持、優れた作業性を実現した。
本FPCコネクターは耳付きFPCケーブルに対応し、FPCケーブルを適切かつ確実に装着するため、FPCケーブルのタブを目視確認しやすいハウジング設計を採用している。またFPCケーブルを挿入しやすい幅広の挿入口や操作しやすいアクチュエーター長さで、作業性と組立スピードの向上に寄与する。さらに、接点を偶数端子・奇数端子ともに可動式接点構造にすることで、FPCケーブルの上下引き回し時にも接点が追従し、より確実な電気接触維持とFPCケーブル保持力を実現している。
503566 FPCコネクターの主な特徴
- 奥行2.85mmという省スペース設計
- 偶数・奇数双方端子の可動式接点構造の採用により、高いFPCケーブル保持力を実現
- FPCケーブルのタブが見やすいハウジング設計を採用することで、視認性に優れ適切なFPCケーブルの位置合わせと確実な電気的信頼性を確保
- 9極から51極までと少極から多極まで幅広く極数を展開し、設計の柔軟性に寄与
本コネクターは、スマートフォンや携帯電話、タブレットPC、ポータブル音楽プレーヤー、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、ポータブルナビ、携帯ゲーム機、ノートPCといった用途に適している。
詳しい情報は、弊社ウェブサイト www.molex.com/product/smt_ffc-fpc.html をご覧下さい。