日本モレックス、 小型化が進むモバイル機器に向け 省スペース、カード保持力と強固なPCB保持力を備えた プッシュ・プルタイプ「microSDコネクター」を発表

プッシュ・プルタイプ「microSDコネクター」

プッシュ・プルタイプ「microSDコネクター」

2013年2月25日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、製品の小型薄型化によって部品搭載スペースの確保が課題となっているスマートフォンやタブレットPCといったモバイル機器に向け、新たにプッシュ・プルタイプ「microSDコネクター(504077)」を発表した。

主にモバイル機器の外面で使用されるプッシュ・プッシュタイプのコネクターと異なり、プッシュ・プルタイプはデバイスの内部に組み込んで使用するため、コネクターの低背化が強く求められており、各マイクロコネクターメーカーでは0.1mm単位での低背化・小型化を進めている。このたびモレックスが発表したmicroSDコネクター(504077)は、高さ1.28mmと現在市場で入手可能な製品の中で最も低背なプッシュ・プルタイプのコンパクトカードソケットであり、PCB設置と垂直方向の省スペース化を図ることができる。

また本コネクターにはPCBとの接合に用いる保持タブが6カ所設けられており、4カ所の保持タブで接合する競合製品と比べ、より強固なPCB保持力を発揮する。これは、様々な部品が高密度に組み込まれたモバイル機器の内部からカードを抜き出す際、はんだ接合部の損傷を防ぐため非常に重要な設計要件である。

さらにモレックスでは新たなプッシュ・プル設計として、504077の筐体にバネ機能を一体化した独自の「Half-Lock(ハーフロック)」カード保持機能を採用している。この機能によってカードを適度な仮固定状態に維持することで、カードのスムーズな抜き差しと同時に確実な保持を可能にする。

microSDコネクター(504077)の主な特徴

  • カード挿入時の端子損傷を防止すると共に、電気安定性の確保に最適な接触力を提供する端子構造を採用
  • カード極性機能によって、microSDカードの誤方向挿入を防止
  • ワイピング機能を持つオープン型検出スイッチ設計によって、接触信頼性を向上

本コネクターは、スマートフォンや携帯電話、タブレットPC、GPSナビゲーション機器といった様々なモバイル機器に最適である。

詳しい情報は、弊社ウェブサイト http://www.molex.com/product/memory.html をご覧下さい。