日本モレックス、 ハイエンドサーバー用途に向けた コンパクトで高電流に対応したヘッダーおよびケーブル製品 「EXTreme Guardian™ コネクターシステム」を発表

EXTreme Guardian™パワー用コネクターシステム

EXTreme Guardian™パワー用コネクターシステム

2012年9月27日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、コンピュータやテレコム用ハイエンドサーバーに向けたヘッダーおよびケーブルソリューション「EXTreme Guardian™コネクターシステム」を発表した。

本製品の3極電線対基板用コネクターは1極あたり最大80.0Aの高電流に対応が可能であり、PCBヘッダーはセンターラインピッチが11.00mmと狭小なため、プリント回路基板(PCB)の使用スペースを大幅に節減することができる。また、ケーブル間クロストークを低減し外部ノイズ耐性を向上するEMI(電磁干渉)シールドのオプションが用意されている。

モレックス、新製品開発マネージャーのケン・ステッドは「EXTreme Guardian製品の開発に際し、当社技術チームは、パッケージサイズの小型化、高電流への対応、シールド機能の強化など、多くのお客様から要望されていた課題の解決に取り組みました。こうした顧客ニーズを十分に把握することで、個々のユーザーによって異なる独自の物理的、機械的、および電気的な仕様の全てに対応可能なソリューションの開発に至りました。」とコメントしている。

EXTreme GuardianのPCBヘッダー製品は、電源装置ホットスワップが可能なファーストメイト・ラストブレイク嵌合方式の埋め込み端子により、ネットワークのダウンタイムを低減する。このほか、インサート成形による正確な配置、簡単かつ確実な嵌合を可能にするヘッダーハウジングフランジ上のネジ付きナット、基板上コネクターの正確なスルーホール配置を可能にする位置決めボスといった独自の特徴を備えている。

また、EXTreme Guardianのケーブル製品は、最大600Vの高電圧に対応し、電圧降下やI2R(不可逆な散逸電力)損失を最小化する。その他の機械的特徴としては、ケーブルにオーバーモールドされた最小抜去力1.5 kgfのジャッキねじ、全方向での最小引張力9.98 kgfに対応した外装一体型のストレインリリーフ、ケーブルを偶発的な抜け落ちや断線から守るセカンダリ・ターミナルロックなどが挙げられる。

EXTreme Guardianコネクターシステムは、2012年2月に開催された米DesignCon展のコネクター技術およびコンポーネンツ部門で、その革新性が評価され2012 DesignVisionアワードを受賞している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.japanese.molex.com/link/extremeguardian.htmlをご覧下さい。