日本モレックス、自動車および輸送機器業界向けに 32極電線対電線用「CMCハイブリッド・コネクターシステム」を発表

32極電線対電線用「CMCハイブリッド・コネクターシステム」

32極電線対電線用「CMCハイブリッド・コネクターシステム」

2012年7月20日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、高導電性が求められるアプリケーションや過酷な環境下での使用に適したモジュール型CMC接続システムの新製品として、32極電線対電線用「CMCハイブリッド・コネクターシステム」を発表した。CMC接続システムは、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)、ギアボックス、サスペンションコントローラーや電気式パーキングブレーキなどの自動車や輸送機器のパワートレイン用途において業界標準インターフェースとして広く使用されている。

モレックスの新しいCMCハイブリッド・コネクターシステムは、32極、気密性に優れた電線対電線接続、高密度といった特徴を有し、主に乗用車やトラック、バスなどのパワートレイン用途やボディエレクトロニクス用途に適している。このCMC接続システムを車両に導入することにより、ハーネスメーカーは、必要とする電線対基板および電線対電線の両接続を1つのシステムに統合することができる。この接続システムの統合によって、部品調達の効率化と生産プロセスの最適化が実現すると共にトータルコストの低減にも貢献する。

モレックス、グローバルプロダクトマネージャーのセルバン・ウィルヘルムは「本システムの32極電線対電線オスプラグは、ブラケット取付けもしくはクリップ取付けのいずれかを選択可能なため、設計上必要なスペースの確保や各ユーザーが求める機能要件にも柔軟に対応できます。」としており、加えて「モレックスではCMC業界基準に準拠した接続システムを幅広くラインナップしているため、お客様に対して工具コストの節減やリードタイム短縮によるメリットを提供することができます。」とコメントしている。

CMCハイブリッド・コネクターシステムの主な特徴

  • 0.64mm、1.50mm、2.80mmの3種類の端子サイズを用いたハイブリッド接続システム
  • 防水等級IPX9Kおよび500mbarでの気密性が要求される防水用途で優れた性能を発揮
  • 未使用キャビティはブラインドプラグ(詰め栓)の利用によって防水性を確保でき、設計自由度の向上とコスト低減が可能

CMCハイブリッド・コネクターシステムは、ECU、ギアボックス、サスペンションコントローラーや電気式パーキングブレーキなどのパワートレイン用途に加え、ジャンクションボックス/ヒューズボックス、ライトコントロールシステムや電動ドアといったボディエレクトロニクス用途など、各種の電線対電線アプリケーションに最適である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.molex.com/product/cmc.htmlをご覧下さい。