日本モレックス 嵌合/抜去作業時のコネクター損傷を防止する 2.00mmピッチ電線対基板用コネクター「Micro-Lock™」を発表

2.00mmピッチ電線対基板用コネクター「Micro-Lock™」

2.00mmピッチ電線対基板用コネクター「Micro-Lock™」

2012年6月28日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、コネクターの嵌合および抜去作業時にかかる負荷に対して、ハウジングターミナルやヘッダーピンの損傷を防止する2.00mmピッチ電線対基板用コネクター「Micro-Lock™」を発表した。

近年、フラットパネルテレビやその他の電子機器では、急速な薄型化に伴い、狭小空間により多くの部品を搭載する要求が高まっている。これに伴い、組立作業者にとっては電線対基板用コネクターの嵌合作業がますます複雑化している。このため嵌合および抜去の作業においては、斜め嵌合や高い挿入力によってターミナルやピンが変形する座屈現象によってコネクターが損傷し、信号の劣化や干渉を引き起こすという問題が指摘されている。

2.00mmピッチ電線対基板用コネクター「Micro-Lock™」モレックスはこうした問題を解決するため、ハウジングターミナルやヘッダーピンの損傷を防止する座屈フリー設計を採用した電線対基板用コネクターを開発したものである。Micro-Lockは、ハウジング内部に保護壁、ヘッダー部に切り込みが成形されているため、ハウジングとヘッダーが安全に座屈なく嵌合できる位置に合わせられるまで、ヘッダーがピンに接触しない構造が採られている。

Micro-Lockはこうした端子保護の機能を備えると共に、高さ6.0mmと低背な設計で、低挿入力でありながら、ポジティブロックによる確実な嵌合保持力がある。本製品は液晶やプラズマフラットパネルディスプレイ、セットトップボックス、ゲーム機器などの民生機器用途をはじめ、ハブやルーター、パーソナルコンピューターなどのデータ通信用途、カーオーディオなどに最適な電線対基板用コネクターである。また極数は4、5、6、8、10、12、14、15のバリエーションが用意されている。

Micro-Lock電線対基板用コネクターの主な特徴:

  • 斜め嵌合時でもピンの損傷を防ぐ座屈フリー端子保護機能
  • 高さ6mmの低背設計により狭小空間への部品搭載ニーズに対応
  • 嵌合/抜去の作業性が良い低挿入力
  • 確実な嵌合保持を提供するポジティブロック機構
  • 低ハロゲン素材を採用したハウジングおよびワイヤーハーネスにより、フラットパネルテレビメーカーが推奨する環境基準レベルに対応

詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.japanese.molex.com/product/microlock.htmlをご覧下さい。