2012年4月12日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、従来のUSCAR規格対応0.64mm非防水コネクターシステムに比べ、パッケージサイズを前面面積比で約50%縮小し、コスト削減と高い信頼性を実現する「Mini50™非防水コネクターシステム」を発表した。
モレックスのMini50非防水コネクターシステムは電線対基板用接続システムであり、車両環境での低電流回路に適した小型ターミナルを採用している。本製品は従来の0.64mmコネクターよりも小さい電線サイズを圧着および処理することが可能なため、全体的なハーネス重量の削減によってコストの低減化に貢献する。本コネクターシステムには、単列4極および単列8極が用意されており、2列型および12極型の製品も開発予定である。
本コネクターシステムは、自動車や各種輸送機器におけるスイッチ、照明、HVAC、カメラ/センサー、ミラー、ナビゲーション、ラジオなどの接続用途に最適である。
Mini50非防水コネクターシステムの主な特徴:
- 従来のUSCAR規格対応0.64mmコネクターシステムよりパッケージサイズを約50%縮小(前面面積比)
- PCB位置決め用ボスがストレートとライトアングル接続のどちらにも対応し、配線およびモジュール設計の柔軟性を向上
- PCB実装極性および保持機能によって、ヘッダーのPCBへの配置を簡素化、半田付け時にヘッダーをPCBに保持、コネクター挿抜時に半田付け部を保護
- ハウジングに耐熱樹脂を用い、モレックス仕様ES-40000-5013による赤外線およびウェーブ鉛フリー半田付け加工に求められる最高温度260°Cまで対応
- 電線サイズの小型化が可能なため、重量、スペース、コストの低減が可能
- メカニカル、ビジュアルおよびカラーによる3種類の極性オプション
- 独立したセカンダリーロック(ISL:Independent Secondary Lock)機構をリセプタクル・ハウジングに一体成形したことで、組立コストを節減
- CTX50ターミナル電線グリップ設計を採用し、電線サイズを小型化しても保持力を維持
詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.japanese.molex.com/link/mini50.html をご覧下さい。