2011年9月20日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)はCat5eデータ通信と電源供給ラインを一体化し、優れた信号整合性を発揮する「Brad® Micro-Change® M12サーキュラーハイブリッドテクノロジー(CHT)コネクター」を発表した。
Micro-Change CHTコネクターは電源供給用とCat5eデータ通信用のラインを一体化したM12丸型ネジ式カップリングデザインを採用することでコネクターサイズの小型化を図り、配線作業、設置時間や関連コストの低減を可能としている。2つのシールドペアで構成されるCat5e用4ピン信号アレイは、同社独自のラップアラウンドメタルチューブ(特許申請中)によって完全にシールドされており、クロストーク干渉やEMI(電磁干渉)を受けることなく、優れた信号整合性を発揮する。またMicro-Change CHTコネクターのビルドサイズはM12に加え、顧客の要望に応じてM16およびM23にも対応する。
本製品は産業プロセスや自動化コントロール、HVAC(熱および換気コントロール)システム、通信インフラ、視覚システムや監視カメラなどに加え、運輸、航空宇宙や軍事といった過酷な環境下において電源とデータを1つのデバイスに組込む必要のある製品用途に最適である。
本コネクターの主な特徴:
- Cat5eデータ通信用ライン4本および電源供給ライン2本で最大12Aに対応するため、データ通信および電源供給ケーブルの個別化が不要となり、設置時間および関連コストを削減
- IP67防水構造による接続保障および張力緩和機能を持ち、産業向けの過酷な条件下でも接続の信頼性を確保
- カップリングナットおよびレセプタクルシェルにニッケル鍍金真鍮を使用しているため、耐腐食性ハードウエアにおいて環境への適合性が向上
その他、Micro-Change CHTコネクターに関する詳細は、www.molex.com/link/cht.htmlを参照。