メルー・ネットワークス、 802.11acドラフト対応アクセスポイント製品「AP832」の一般販売開始 同製品のWi-Fiアライアンス認証取得

802.11nアクセスポイントに比べ最大3倍の通信速度を実現する
802.11acデュアルラジオを備えたメルーのAP832

802.11ac対応アクセスポイント製品「Meru AP832e」

802.11ac対応アクセスポイント製品「Meru AP832e」

2013年11月18日 – 米Meru Networks®(NASDAQ:MERU)の日本法人メルー・ネットワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:司馬 聡、以下メルー)は、市場で最速の802.11acドラフト(以下802.11ac)対応アクセスポイント製品「AP832」の一般販売を開始した。AP832は、802.11nアクセスポイントに比べ最大3倍の通信速度を特徴とし、また他多くの802.11acソリューションとは異なり802.3af電源供給で稼働するためEthernetスイッチインフラ全体のアップグレードが不要である。加えて、既にAP832アクセスポイントを用い802.11n対応デバイスを使用している顧客からは、802.11n対応アクセスポイントに比べ最大30%通信速度が増加したとの実証報告を受けている。

ロイヤル・カリビアン・クルーズ社、ITディレクターのグレッグ・マーティン氏は、「これまでより優れた性能、電波範囲と、デバイス高密度環境に対応するAP832は、お客様にこれまでとは異なる船上でのWi-Fiネットワーク環境を提供するものです。当社では主要船上無線アクセスポイントとしてメルーのAP832を採用しています。AP832は各お客様が3台以上の携帯デバイスを持ち、各デバイスでビデオ配信や船上での全ての情報を授受する信頼できるWi-Fi環境を簡単に可能にします。」とコメントした。

リスボン大学、情報サービスディレクターのホアン=パウロ・カヴァコ氏は、「現在学生は各3~5台の携帯デバイスを持っており、各デバイスで音声、ビデオ、ファイル転送など高容量の通信を行っています。メルーのAP832採用により、本校では電波範囲に加え性能についても学生が構内のどこにいても高品質のモバイル環境を体験できる体制を整備することができました。」とコメントしている。

802.11acは、携帯機器の急速な増加やBYODの進展に加え、HDビデオ、ビデオ会議、クラウド型サービスやストレージといった高帯域幅を必要とするアプリケーションの増加によって導入の加速が予測される。既にスマートフォンやタブレットなどの民生機器においては802.11ac対応製品が上市されている。

米IDC、ネットワークインフラ担当副社長のロヒット・メーラ氏は、「多くの学校、医療機関、ホテルなどでWi-Fiが主要通信ネットワークとなる中で、最大1.3Gbps/1ラジオを可能にする802.11acは、エンタープライズにより多くの機能を可能にするWi-Fi環境を実現するでしょう。802.3af電源供給かつ80MHzチャネル帯域で5Ghz帯での通信が可能な802.11acデュアルラジオに対応したメルーの製品は、802.11ac規格の利点をフルに活用できるものです。」とコメントした。

Wi-Fi アライアンス認証
メルーのAP832は、Wi-Fiアライアンス認証を取得している。 Wi-Fiアライアンスの認証プログラム『Wi-Fi CERTIFIED』とは、相互操作性、セキュリティ、設置容易性と、信頼性について製品の802.11諸規格への適合を審査するもので、様々な設定において同周波数帯域対応の他デバイスとの適合性を検証し認証された製品には『Wi-Fi CERTIFIED』ロゴが付加される。

メルー、マーケティング担当副社長のマニシュ・ライは、「本年6月のAP832限定提供開始後、当社のお客様およびエンドユーザーから802.11acネットワークの優れた性能について多くの反響をいただいております。一般販売開始にあたり、より多くのお客様にAP832の利点を提供していきたいと考えています。」とコメントした。

 

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