新たなアクセスポイント製品が、支店や自宅勤務者、出張の多い社員向けに、企業内ITリソースへの安定した信頼性の高いワイヤレス接続を提供
2012年4月10日 – 無線LAN規格IEEE802.11nによる企業内ワイヤレスネットワーキングのパイオニアである米Meru Networks, Inc.の日本法人メルー・ネットワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:司馬 聡、以下メルー)は、支店や自宅勤務者、出張の多い社員を対象にした低価格な無線および有線接続ソリューション「AP110アクセスポイント」を発表した。メルーのAP110を利用することで、ユーザーは無線LANから仮想プライベートネットワークを経由して、自社の企業ネットワークに容易かつ安全に接続することができる。このため、コストのかかるVPN(Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク)インフラが不要となる。
メルーの製品担当シニアバイスプレジデントであるカマル・アナンドは「当社のAP110アクセスポイントは、データや音声、ビデオアプリケーションへのアクセスを必要とする多くのリモートユーザーを抱える企業に最適です。」としており、また「旧来のデータセンターに対する定義は変わりつつあります。ユーザーは多様な端末を経由し、ホームオフィスやリモートオフィス、ホテルやその他様々な場所からの接続を求めています。メルーはこうしたユーザーと彼らをサポートするIT部門の双方に対して、最適な接続性と質の高いサービスを提供します。」とコメントしている。
どこからでも利用可能なエンタープライズ・クラスのワイヤレス接続
メルーのAP110は、自社外のバーチャルオフィス環境におけるデータ、音声およびビデオアプリケーション向けに設計された2ストリームの802.11n無線アクセスポイントである。AP110はシンプルなプラグアンドプレイおよびゼロコンフィグレーション(自動展開)機能を備え、企業内ネットワークへの安全なワイヤレス接続を提供する。AP110により、自宅、プライベートオフィスや出張先から企業ネットワーク内のリソースへ理想的なアクセスが可能となるため、社員のリモート環境での生産性を向上させることができる。有線ポートはVoiPフォンや他の有線端末に安全な接続性を提供する。
AP110アクセスポイントは、メルー製コントローラー、システム・ディレクター無線オペレーションシステムおよびメルー・マネジメントツールとシームレスに統合し、エンタープライズ・クラスの無線サービスを実現する。AP110にはTLS-VPN暗号化機能が内蔵されており、社内データセンター上のメルー・システム・ディレクター・オペレーションシステムに安全に「Tunnel Back(トンネルを経由して返送)」される。またシステム・ディレクターにより、AP110は企業内無線ネットワーク上の他のアクセスポイントと同様に認識およびコントロールされる。AP110は複数の高帯域幅アプリケーションを同時にサポート可能で、リモートユーザーの生産性を最大限引き出すことができる。AP110は同時に10台までの端末を接続可能で、ITサポートの必要性を最低限に抑えることができるため、リモートオフィスで発生する高価なIT経費の低減に貢献する。